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アベー座 アベーざ

百科事典マイペディアの解説

アベー座【アベーざ】

アイルランドの劇場。Abbey Theatre。1899年イェーツグレゴリー夫人によりダブリンに創設されたアイルランド国民劇場協会が母体。アベー座という名は1904年から。
→関連項目グレゴリー夫人ダンセーニ

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世界大百科事典 第2版の解説

アベーざ【アベー座 Abbey Theatre】

アイルランド,ダブリンの劇場。イェーツ,グレゴリー夫人らが結成したアイルランド国民劇場協会を母体として,1904年にホーニマンAnnie Horniman女史(1860‐1937)の財政援助をえて開場。両作家のほかシングオケーシーなどの戯曲を上演し,アイルランド演劇の確立をめざした。24年には政府の補助をうけ国立劇場となる。51年焼失したが,66年再開場。上演作品にはアイルランド人の民族意識に根ざしたものが多く,ゲーリック語の戯曲も含まれる。

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世界大百科事典内のアベー座の言及

【アイルランド演劇】より

…1899年,イェーツとグレゴリー夫人の協力によるアイルランド文芸劇場Irish Literary Theatreの設立から,この国の演劇は始まると考えてよい。イギリスやヨーロッパの商業的あるいは自然主義的演劇の模倣ではなく,祖国の神話,民俗的伝統,また社会的現実に題材を求めること,ただし政治的党派性を排して,真の民族的文化の自覚を高めること――このような目標をかかげて同志を集めた運動は,1903年アイルランド国民劇場協会Irish National Theatre Societyへと発展し,04年にはホーニマン女史の援助でダブリンに拠点劇場アベー座が建てられた。伝説的英雄クーフリンを扱った《バーリアの浜辺で》(1904初演)から最晩年の《煉獄》(1938初演)にいたるイェーツの戯曲のほとんどがここで初演されたほか,脱獄した独立運動家を扱ったグレゴリー夫人の《月の出》(1907初演),アラン諸島に生きる貧しい漁民たちの不幸を描いたJ.M.シングの簡潔な悲劇《海へ騎(の)りゆく人々》(1904初演)などの秀作が生まれた。…

【イェーツ】より

…良きパトロンのグレゴリー夫人と語らって,99年アイルランド文芸劇場(のちにアイルランド国民劇場協会)を設立。その本拠アベー座の運営による社会的現実との接触は,《キャスリーン・ニ・フーリハン》(1902初演)をはじめとするアイルランド伝説に題材を得た劇作とあいまって,詩人としての成熟をも促した。《緑の兜》(1910)から《クールの白鳥》(1917)にいたる詩集は,愛,老年,死,詩の個人的主題を社会的・神話的主題と自在にからませて個性的な声調でうたう現代詩人の出現を示している。…

※「アベー座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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