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アメリカミズアブ Helmetia illucens

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世界大百科事典 第2版の解説

アメリカミズアブ【Helmetia illucens】

双翅目ミズアブ科の昆虫。第2次世界大戦後,1950年ごろから米軍の荷物とともに日本に移入され,増えはじめたのでこのように呼ばれる。体長15~18mm。細長く,腹部に白色または褐色の斑紋がある。触角は長くなく,リボン状で,第3節は扁平で大きい。幼虫はコウカアブの幼虫に類似し,背腹は扁平で体に多くのとげをもち,尾端は角ばらない。日本では関東以南の本州各地から南西諸島小笠原諸島に分布する。東南アジアオセアニアの熱帯地域に広く分布することから,日本にはこれらの地域からももち込まれたと推定される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカミズアブ
あめりかみずあぶ
[学]Hermetia illucens

昆虫綱双翅(そうし)目短角亜目ミズアブ科に属するアブ。原産地がアメリカの帰化昆虫。船舶などによってオーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、東南アジアに侵入し、日本には第二次世界大戦後に沖縄に入り、その後、南日本に分布を広げ、本州の太平洋岸沿いに東京付近までみられるようになった。体は黒色で、体長15~18ミリメートル、扁平(へんぺい)で細長い。はねは全体に暗色を帯びる。腹部基部に白色の窓状紋がある。一見コウカアブに似ているが、触角の第3節末端が扁平で長大であることにより区別される。民家周辺の湿ったごみためなどに多く発生し、都市ではコウカアブを駆逐しつつある。[倉橋 弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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