アメリカーナ百科事典(読み)アメリカーナひゃっかじてん(英語表記)The Encyclopedia Americana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アメリカーナ百科事典
アメリカーナひゃっかじてん
The Encyclopedia Americana

アメリカ合衆国で出版されている総合百科事典。コネティカット州ダンベリーの出版社グロリアが刊行。英語の百科事典としては世界第2の規模で,アメリカ初の複数巻からなる大型百科事典として 1829~33年に初版が刊行された。以後 1911年 (全 20巻) ,1918~20年 (全 30巻) と版を重ね,その後も継続的に改訂されている。掲載範囲は国内外を問わず,なかでもアメリカとカナダの地理歴史に関する記述の詳しさで知られる。人物記事や科学技術関連項目にも強い。おもな記事はすべて署名入りで,当該分野を代表する学者の寄稿記事も多い。改訂は1巻ずつ行なわれるため,一部の巻は必然的に内容が古くなる。全面改訂および改版が最後に行なわれたのは 1918~20年で,その後の改訂版はこの版を基礎としている。ただし,アルファベット順の索引 (第 30巻) は再版ごとに更新されている。長文記事には目次があり,関連データは囲み記事として掲載されている。特集として,膨大な用語集,主要な文学・美術・音楽作品の批評,紀元後の世界 (特に欧米) の歴史と文化を世紀別にまとめた独立記事などがある。

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デジタル大辞泉の解説

アメリカーナひゃっかじてん〔‐ヒヤククワジテン〕【アメリカーナ百科事典】

《原題Encyclopedia Americana》米国の百科事典。1829~1833年、フランシス=リーバーが、ブロックハウス百科事典の7版をもとに編集。以降、改訂版が刊行されている。アメリカ大百科事典。

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百科事典マイペディアの解説

アメリカーナ百科事典【アメリカーナひゃっかじてん】

米国の代表的百科事典で小項目式。1829年―1833年に全13巻の初版刊行。1918年―1920年に現在の索引を含めた全30巻の版が完成。1923年《アメリカーナ年鑑》の刊行を開始。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカーナ百科事典
あめりかーなひゃっかじてん
Encyclopedia Americana

アメリカに育ったアメリカ的百科事典の代表。ドイツ系政治学者リーバーFrancis Lieber(1800―1872)がドイツの『ブロックハウス百科事典』Die Brockhaus Enzyklopdie7版を基に、アメリカの事項を加えて16巻として、1829~1833年に出版。のち1918~1920年版を30巻に拡大、1923年には編集と発行にアメリカ的合理性を発揮した。すなわち、従来十数年ごとに全体を新執筆原稿で埋めたため、巨額の投資を行い、10年で回収したが、科学技術の先端技術は変化するものの、歴史、芸術、文学、宗教などは変化しないということから、毎年必要に応じた改訂だけで、いつも新鮮な知識を売り込み、投資も少額ですむこと、旧版所有者には改訂の年鑑を売り込むことなど、経営と編集の改革で成績をあげた。また数字や綴字(つづりじ)の徹底的校訂で信用され、大事典と認められた。1943年、大項目に小項目を多く加え、6万項目とした。また、増ページしても巻数は変更しない。
 この事典の特色は、(1)アメリカ諸州の事情を詳細に記述した、(2)現存の有名人・有力者の伝記を多くした、(3)国際的大国、大都市に力を入れた、(4)オペラ、文学、名句に力を入れた、(5)科学技術の最新情報を入れた、(6)アメリカ向けの実用性を図った、などである。第二次世界大戦後アメリカーナ百科事典社は買収され、グロリア・インターナショナルになった。[彌吉光長]

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精選版 日本国語大辞典の解説

アメリカーナ‐ひゃっかじてん ‥ヒャククヮジテン【アメリカーナ百科事典】

(Encyclopedia Americana) アメリカの百科事典。一八二九~三三年、フランシス=リーバーがドイツの「ブロックハウス百科事典」を基に編集。

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