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アユモドキ Leptobotia curta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アユモドキ
Leptobotia curta

コイ目ドジョウ科。体長 15cmになる。体は細長く側扁する。眼下部に直立可能な鋭いとげがある。口ひげは3対。尾鰭後縁は二叉する。体色は蒼青色で,体側に7~8本の暗青色の横帯がある。日本特産種で,琵琶湖淀川水系,岡山県吉井川,旭川などの数河川に分布する。国の天然記念物に指定されている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アユモドキ

ドジョウ科の日本固有種の淡水魚姿形や動きがアユに似ていることが名前の由来だが、口のまわりにヒゲがあるのが特徴。成魚の体長は15センチ前後。かつては近畿山陽地方の河川や農業用水路などに多数生息したが、河川の改修外来種の増加などで激減した。

(2013-03-12 朝日新聞 夕刊 2社会)

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世界大百科事典 第2版の解説

アユモドキ【Leptobotia curta】

コイ目ドジョウ科の淡水魚(イラスト)。アユモドキとは“鮎擬”,すなわち“アユに似て非なるもの”の意で,外形は一見アユに似るが,あぶらびれを欠くこと,口もとに6本のひげがあることなどでアユとは類縁関係の遠いことがわかる。日本特産で琵琶湖・淀川水系と岡山県下のいくつかの河川(吉井川,高梁(たかはし)川,旭川など)のみに分布。湖岸の浅所,川の中流域や灌漑用水路などにすみ,護岸の石垣などにひそむことが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アユモドキ
あゆもどき / 鮎擬
kissing loach
[学]Leptobotia curta

硬骨魚綱コイ目ドジョウ科に属する淡水魚。日本特産種で、国の天然記念物に指定されている。アイハダ、ウミドジョウなどの地方名がある。琵琶湖(びわこ)淀川(よどがわ)水系および岡山県の数河川にのみ分布する。全長12センチメートルに達する。体は側扁(そくへん)し、吻(ふん)はややとがり、尾びれの後縁は他種と異なって二またになる。体色も蒼青(そうせい)色で、全体の感じがアユに似ている。沈礁、転石の多い砂泥底や砂礫(されき)底に生息し、ユスリカの幼虫などの底生動物を主として食べる。5~7月にかけて産卵する。[澤田幸雄]

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世界大百科事典内のアユモドキの言及

【琵琶湖】より

…その典型例は草食魚のワタカである。そして,魚食魚のハス(福井県三方湖にもすむ),底生動物食のスゴモロコとデメモロコ(濃尾平野にも),数が減ったために天然記念物に指定されたアユモドキ(岡山県にも)もまた,近縁種ないし亜種が大陸に広く分布する。 一方,琵琶湖の中で分化した種もある。…

※「アユモドキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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