日本歴史地名大系 「アリ山古墳」の解説
アリ山古墳
ありやまこふん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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大阪府藤井寺市野中にある1辺45mの方墳。古市古墳群の中に位置し,応神陵の西濠に接して築かれていて,埴輪,葺石もある。墳頂部の中央,南,北の3ヵ所から遺物を出土した。北施設は,長さ3m,幅1.4mの箱形に板で仕切ったとみられる副葬用遺構で,武器,農具,工具からなる鉄器を大量に重ねて埋納していた。上層に32群の鉄鏃,中層に刀剣と槍,下層には斧,鎌,鍬,鉇(やりがんな),蕨手(わらびで)刀子,鋸,鑿など各種鉄器を配列したものである。中央施設は攪乱されていたが,同様な鉄器が水銀朱をいれた土師器(はじき)とともにあり,人体埋葬を推測させる朱層も認められた。鉄鏃の総数は1600本をこえ,刀剣85,斧142,鎌200余,蕨手刀子156,その他600余点の豊富な副葬と併せて,応神陵に関係の深い位置と築造年代をもつ中期古墳の特色を示すものとして注意を要する。
執筆者:北野 耕平
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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