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アルミナセメント aluminous cement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルミナセメント
aluminous cement

溶融セメント礬土 (ばんど) セメント,石灰アルミナセメントともいう。石灰石ボーキサイト,または礬土,頁岩 (けつがん) などを混合,粉砕して製造したセメント。普通のセメントに比べると早期に強度が得られ,急を要する工事に用いられる。1日強度は普通ポルトランドセメントの 28日に相当する強度を発現するが,その後の強度の増進はわずかであり,養生条件などによって長期強度が低下するようなこともある。 1000℃以上の高温に耐えるなどの特色をもつが,値段が高いので,一般的な用途には向かず,早期強度を必要とする場合や耐火用など特殊な用途にあてられる。

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デジタル大辞泉の解説

アルミナ‐セメント(alumina cement)

アルミナと石灰石を焼成して作ったセメント。主成分はアルミン酸カルシウム。短時間で硬化し、耐食性にもすぐれる。

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百科事典マイペディアの解説

アルミナセメント

アルミン酸カルシウムを主体としたセメント。早強セメントの一つ。主成分はAl2O335〜43%,CaO36〜42%,SiO25〜10%,Fe2O35〜15%。
→関連項目セメント不定形耐火物

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大辞林 第三版の解説

アルミナセメント【alumina cement】

ボーキサイトなどアルミナの多い原料と石灰石を混ぜて融解し、細かく砕いてつくったセメント。耐火性・耐海水性に富み、硬化が早い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルミナセメント
あるみなせめんと
alumina cement

アルミン酸カルシウムを主成分とした特殊セメント。必要強度が1日で得られること、化学抵抗性および耐火性に優れていることなどの特長をもち、緊急工事用または耐火物用として用いられる。高温時に水と練り混ぜると、いったん上昇した強度が時間とともに低下する現象(転化)をおこすこと、また、ポルトランドセメントと混合して用いると急激に固まる(急結)ことなどに注意しなければならない。[西岡思郎]

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世界大百科事典内のアルミナセメントの言及

【セメント】より

…また練る水が少なくてよいことから,乾燥収縮や発熱量が小さく,長期強度が大きい特徴もある。 特殊なセメントとしては,まずアルミナセメントをあげることができる。この組成はAl2O3≌40%,CaO≌40%,Fe2O3≌15%であり,水和母体となる鉱物は,アルミン酸カルシウムである。…

※「アルミナセメント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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