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アレカヤシ Chrysalidocarpus lutescens; areca palm; butterfly palm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アレカヤシ
Chrysalidocarpus lutescens; areca palm; butterfly palm

ヤシ科植物で,マダガスカル原産。かつてアレカ属に分類されたためにアレカヤシの名が定着しているが,現在の分類ではクリサリドカルプス属に含まれる。羽状葉がヤマドリの羽に似ていることから,ヤマドリヤシの和名がある。幹は叢生し,直径5~15cm,高さ7~8mに達する。幹には約 10cm間隔で,タケの節のようにみえる葉痕が残る。葉は長さ 2m前後の羽状葉。葉軸に 40~50対の小葉が並び,優美にしなる。熱帯や亜熱帯では庭園樹としてしばしば栽培される。国内では温室栽培されるほか,樹高 40cm前後から 2m程度の鉢仕立てで,観葉植物として流通する。また,生け花材料の「切り葉」としても生産されている。耐陰性が比較的強く,室内で栽培しやすい。鉢土の表面が乾いたら十分に水を与え,最低5℃以上に保つ。

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百科事典マイペディアの解説

アレカヤシ

正しくはコガネタケヤシ(ヤマドリヤシとも)というが,園芸界では旧属名のままアレカヤシと呼ばれることが多い。マダガスカル原産の株立ちになる美しいヤシ科の植物で,温室では4〜5mになる。

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世界大百科事典 第2版の解説

アレカヤシ【butterfly palm】

ヤシ科。マダガスカル原産のタケヤシ属の1種で,幹は基部で分枝して株立ちとなる。高さ8mほどに育つ中型種だが,普通は高さ1~3mの幼樹を観葉鉢物として栽培する。葉は羽状複葉で,小葉は細長く,淡緑色で,葉軸にほぼ対生してつき,ゆるやかに曲がって全体にやわらかい感じがする。幹は細くタケのように直立して群生し,葉軸が美しい黄色となるので,コガネタケヤシの和名が付けられているが,園芸界では旧属名Arecaのままアレカヤシと呼ばれることが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アレカヤシ
あれかやし

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世界大百科事典内のアレカヤシの言及

【ヤシ(椰子)】より

…またつや出しワックスで有名なカルナウバ蠟(ろう)carnauba waxは南アメリカ産のカルナウバヤシCopernicia ceriferaの葉から採取される。アレカヤシ(ビンロウ)のように果実にアルカロイドを含有し,興奮性の嗜好料に使われるものもある。ヤシ類は工業社会の影響を受ける前の熱帯域では,それぞれの地方に特産するさまざまな種類が,その地域の人間の生活に深く結びついて利用されていた。…

※「アレカヤシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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