ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
[没]1971.7.26. ニューヨーク,ニューヨーク
アメリカ合衆国の写真家。本名 Diane Nemerov。1940年代に写真を始めた。1960年『エスクアイア』誌に『バーティカル・ジャーニー』を発表,以後多くの雑誌で活躍するようになった。独特な雰囲気を漂わせたポートレートなどで知られた。
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アメリカの写真家。1960年代、無名の人々を路上で撮影するなど、ドキュメンタリー技法で現代人の精神の内奥をえぐる写真作品を制作、発表し、現代写真に新たな境地を開いた。ニューヨークの裕福な商家に生まれ、カメラマンと結婚したのを機に写真を始め、離婚後女性ドキュメンタリー写真家のリゼット・モデルLisette Model(1901―1983)に師事、本格的に写真家として歩み始める。アーバスは、市街地の路上や、近郊住宅地にさまざまな人物像を求め、写真で人間の心に潜む邪悪さを摘出しようとした。異常な生、異形(いぎょう)の生を凝視するその作品は写真界に衝撃を与えた。1967年にニューヨーク近代美術館が開催した「ニュードキュメンツ」展で、フリードランダーLee Friedlander(1934― )、ウィノグランドGarry Winogrand(1928―1984)とともに、芸術としてのドキュメンタリー写真のあり方を社会に示し、幅広い人気を獲得する。しかし1960年代後半からしだいに情緒の安定を失い、1971年に突然短銃自殺を遂げた。1972年同美術館で大回顧展が開催された。
[平木 収]
『パトリシア・ボズワース著、名谷一郎訳『炎のごとく――写真家ダイアン・アーバス』(1990・文芸春秋)』
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
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