イエメン内戦(読み)イエメンないせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イエメン内戦
イエメンないせん

旧南イエメンと北イエメンの両勢力間で 1994年5月に起った内戦。旧南北イエメンは 90年5月に統一。 93年4月には複数政党制の総選挙を実施し3党による連立政権が発足したが,93年7月以後,旧南系のビード副大統領派が旧南イエメンの首都アデンにとどまり旧北系のサレハ大統領派と対立。 94年5月4日に北側の軍がアデン空港を空爆したのを機に全面的な内戦に突入した。国連安保理は6月1日に停戦を呼びかける決議を採択。しかし軍事的に優勢な北側は国連の調停を拒否し7月7日,アデンなど南側の主要拠点を制圧したとして内戦終結を宣言。南側の指導者らは大半が隣国のサウジアラビアオマーンなどに亡命した。

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イエメン内戦

民主化運動「アラブの春」の影響で11年に政権が倒れた後、ハディ暫定政権とイスラム教シーア派系武装組織フーシの間で、15年に内戦が始まった。暫定政権をサウジアラビア、フーシをイランが支援する戦闘が続き、昨年末時点で約840万人が飢餓状態に。難民は昨年10月末現在で約19万人。国内避難民も200万人以上で、コレラの感染が疑われる例が110万件を超える。

(2018-08-06 朝日新聞 朝刊 2外報)

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