イエメン内戦

共同通信ニュース用語解説 「イエメン内戦」の解説

イエメン内戦

2011年の民主化デモの混乱を機に親イラン武装組織フーシ派勢力を拡大。15年にサヌアの大統領宮殿を制圧暫定政権要請サウジアラビア主導の連合軍が軍事介入し大規模空爆を開始。対立するサウジとイランの代理戦争の様相となった。23年にサウジとイランが外交関係正常化で合意した。サヌアを含むイエメン北部を支配するフーシ派と、南部を掌握する暫定政権の和平協議は停滞国連によると1820万人が人道支援を必要としている。(共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イエメン内戦」の意味・わかりやすい解説

イエメン内戦
イエメンないせん

旧南イエメンと北イエメンの両勢力間で 1994年5月に起った内戦。旧南北イエメンは 90年5月に統一。 93年4月には複数政党制の総選挙を実施し3党による連立政権が発足したが,93年7月以後,旧南系のビード副大統領派が旧南イエメンの首都アデンにとどまり旧北系のサレハ大統領派と対立。 94年5月4日に北側の軍がアデン空港を空爆したのを機に全面的な内戦に突入した。国連安保理は6月1日に停戦を呼びかける決議採択。しかし軍事的に優勢な北側は国連の調停を拒否し7月7日,アデンなど南側の主要拠点を制圧したとして内戦終結を宣言。南側の指導者らは大半が隣国のサウジアラビアやオマーンなどに亡命した。

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