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イグアノドン Iguanodon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イグアノドン
Iguanodon

爬虫類鳥盤目鳥脚亜目に属する恐竜。恐竜研究の発端となったことで知られる。歯が南アメリカ産イグアナに似るのでこの属名が与えられた。二脚または四脚歩行で草食性ジュラ紀後期から白亜紀前期に生息した。体長 9m。ベルギーのブリュッセル博物館に陳列されている 20体以上の完全な骨格は有名。

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デジタル大辞泉の解説

イグアノドン(〈ラテン〉Iguanodon)

鳥盤目の恐竜。体長約9メートル。前肢の親指は鋭い角質でおおわれ、草食性で、後ろ足で立って歩行。中生代白亜紀前期に栄え、化石はベルギー産のものが有名。禽竜(きんりゅう)。

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百科事典マイペディアの解説

イグアノドン

白亜紀前期の草食恐竜。四脚または二脚歩行で,陸生。体長約10m,体重約4.5t。くちばしをもち,手の第1指はとげ状で強力な武器となったと考えられている。最初に英国で発見され,世界で2番目に記載された恐竜である。
→関連項目カンプトサウルス

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世界大百科事典 第2版の解説

イグアノドン【Iguanodon】

ジュラ紀後期から白亜紀前期に栄えた恐竜の一群で鳥盤目の鳥脚亜目に属する。アフリカ,ヨーロッパ,アジアなどに広く分布した。二足歩行,植食性で禽竜(きんりゆう)ともいわれた。1822年イギリス,サセックス石切場から発見され,25年にG.マンテルが記載した。その後78年ベルギーのベルニサール炭鉱の地下332~365mの地点よりイグアノドンの完全な骨格が23体も発掘された。そのうち11体が組み立てられ,ドローLouis Dollo(1857‐1931)が研究をした。

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大辞林 第三版の解説

イグアノドン【Iguanodon】

中生代に栄えた化石爬虫類。草食性で後肢で歩き、長い尾で体のバランスをとったと考えられる。体長約10メートル。ベルギーの炭坑から多数の完全な骨格が発見された。恐竜についての学問的な記述が最初になされた化石。禽竜きんりゆう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イグアノドン
いぐあのどん
iguanodon
[学]Iguanodon bernissartensis

世界各地の白亜紀前期、約1億4020万年~9960万年前の地層から産出した草食で四肢あるいは二肢歩行の恐竜。分類学上は鳥盤目鳥脚(ちょうきゃく)類(亜目)エウオルニソポッド類(真鳥脚類)イグアノドン類Iguanodontiaイグアノドン上科Iguanodontoideaに属する。全長5~9メートルで体重は最大で約5トンと推定される。1878年にベルギーのベルニサール炭鉱300メートルの地底から23頭の個体が発見され、大部分が関節でつながった骨格であったので、正確な復原像が判明した。前肢の大きさは後肢の約半分で、手は5本指。親指だけは大釘(くぎ)のような形であったので、それまではサイのような角(つの)と間違えられ、初期の復原では鼻の上につけられた。脛骨(けいこつ)は大腿骨(だいたいこつ)よりやや短い。足跡から、4本指中の3本が機能的で、1本が退化していることが判明した。また足跡から、小形種や大形種の若い個体は二肢歩行をしたが、大形種は四肢歩行を主としたと考えられている。角質のあごとくちばしを忙しく動かして木の葉を食べたらしく、あごには多数のへら状の歯がのこぎり状に密集して生えていた。歯が南米のイグアナの歯に似ているため、イグアノドンと名づけられた。イギリス、ベルギー、フランス、スペイン、ドイツ、モンゴルなどで発見されている。[小畠郁生]
『佐藤哲、ネイチャー・プロ編集室構成・文『恐竜の行動とくらし4 イグアノドン――草食恐竜はなぜ世界じゅうで繁栄したのか』(1995・偕成社)』

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世界大百科事典内のイグアノドンの言及

【恐竜】より

…鳥盤目のうち剣竜類と曲竜などは三畳紀にすでに分化したと考えられているがはっきりしない。その主流はファブロサウルスFabrosaurusをはじめとして,ヒプシロフォドンHypsilophodonやイグアノドン類で,白亜紀に入ってカモハシ竜類,角竜類やパキケファロサウルスなどが大量に適応放散した。それに対応して竜脚類も分化した(図)。…

※「イグアノドン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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