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イズマイル Izmail

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世界大百科事典 第2版の解説

イズマイル【Izmail】

ウクライナのオデッサ州南端,ドナウ川の分流の北岸(黒海から80km上流),ルーマニアとの国境に位置する港市。人口9万5100(1991)。食品工業(缶詰,食肉加工乳製品ブドウ酒など),水産業が発達しており,海洋からの船舶の航行が可能で船舶修理工場がある。12世紀にジェノバの要塞がおかれ,16世紀にはオスマントルコの支配下に入りその要塞がおかれた。18~19世紀にはロシアとトルコの間での争奪戦の対象となり,20世紀に入ってからはロシア,ソ連邦とルーマニアに交互に領有されたという複雑な歴史をもつ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イズマイル
いずまいる
Измаил Izmail

ウクライナ南部、オデッサ州の都市。人口8万5000(2001)。ドナウ川下流三角州の頂点近くに位置し、船は黒海北岸から80キロメートル遡航(そこう)して港に入る。食品加工、船舶修理、紙器などの工場がある。市の創立は不詳だが、12世紀にはジェノバの勢力下にあり、その要塞(ようさい)が築かれた。のちモルダビア公国領、16世紀にトルコ領となり、ロシア・トルコ戦争以降はロシアの要塞ならびにドナウ艦隊の根拠地となった。オデッサ工業大学分校、商船学校などが置かれている。[渡辺一夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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