コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

イソ酪酸 イソらくさんisobutyric acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イソ酪酸
イソらくさん
isobutyric acid

ジメチル酢酸のこと。化学式 (CH3)2CHCOOH 。植物精油中に遊離酸またはオクチルエステルとして存在する液体。沸点 154℃。水に難溶。イソプロピルアルコールからニトリルを経て,加水分解によって合成することもできる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イソ酪酸
いそらくさん
isobutyric acid

脂肪族カルボン酸の一つで、酪酸の異性体。別名ジメチル酢酸。不快なにおいをもつ無色の液体で、水には難溶であるが、エタノール(エチルアルコール)、エーテルなどの有機溶媒にはよく溶ける。実験室的には、イソブチルアルコールをアルカリ性で過マンガン酸カリウムにより酸化すると得られる。
 天然にはイナゴマメやアルニカの根に遊離またはエステルとして存在する。エステルには芳香のあるものが多く、天然に精油の成分として存在する。[廣田 穰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のイソ酪酸の言及

【酪酸】より

…脂肪族カルボン酸の一つで,n‐酪酸CH3CH2CH2COOHとイソ酪酸(CH3)2CHCOOHの2異性体がある。n‐酪酸はバターに含まれるので,発見者であるフランスのM.E.シュブルールによって,バターのラテン語būtӯrumから命名された。…

※「イソ酪酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

イソ酪酸の関連キーワードイソ酪酸(データノート)アミノ酸

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android