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イトヨリダイ イトヨリダイNemipterus virgatus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イトヨリダイ
Nemipterus virgatus

スズキ目イトヨリダイ科の海水魚全長 40cm内外。体は細長く,やや側扁する。弱い犬歯が上顎前部に4対あるが,下顎にはない。尾鰭は深く二叉し,その上葉糸状に伸びる。体色は背方が赤色で腹方は淡く,体側に6条の黄色縦線がある。水深 40~100mの泥底にすむ。南日本東シナ海分布する。食用

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百科事典マイペディアの解説

イトヨリダイ

別名イトヨリ。イトヨリダイ科の魚。地方名ボチョなど。全長40cm余に達する。黄赤色,体側に黄色の縦帯が6条。千葉県〜東シナ海に分布。深さ40〜100mの泥質の海底にすむ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イトヨリダイ
いとよりだい / 糸撚鯛
[学]Nemipterus virgatus

硬骨魚綱スズキ目イトヨリダイ科に属する海水魚。本州中部以南の南日本、東シナ海、台湾に分布するが、奄美(あまみ)諸島や琉球(りゅうきゅう)諸島にはいない。体は長紡錘形でやや側扁(そくへん)する。尾びれは深く二叉(にさ)し、その上葉は鮮黄色で糸状に伸びる。全長約40センチメートル。体は美しい赤色で、体側に鱗列(りんれつ)に沿う6条の黄色縦線がある。鰓蓋(さいがい)直後の側線部に1列の3赤斑(せきはん)がある。40~100メートルの泥質の海底に生息し、甲殻類や小形底生動物を食べる。5~6月ごろ径0.65~0.7ミリメートルの小さい分離浮性卵を産む。卵は24℃で28時間で孵化(ふか)する。鱗(うろこ)の輪紋からみた寿命は3歳。一本釣り、延縄(はえなわ)などで漁獲される。肉は白く、味は淡泊で、高級魚として珍重する。刺身、照焼き、みそ漬け、煮つけ、吸い物などにして美味である。
 近縁種にソコイトヨリN. bathybiusがある。この種は、体が赤く尾の上葉は黄色で糸状に伸びる。体側に3本の黄色縦帯があり、とくに腹面を縦走する一帯は幅広く鮮黄色を帯びる。南日本に多く、まれに南西諸島にも分布するが、漁獲量は少ない。[赤崎正人]

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