イフニ(英語表記)Ifni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イフニ
Ifni

モロッコ南西端海岸の地方。 1476年にスペイン人により占領され,要塞を造って,漁業,貿易,奴隷貿易の拠点とされた。 1946年スペイン領西アフリカの一部となり,69年にモロッコに譲渡された。大西洋岸に沿う乾燥気候地帯で,先住民のベルベル人によって,漁業,自給的農業,放牧が行われている。中心都市はシディイフニ Sidi Ifniで,手工芸品製作のほかカナリア諸島との貿易を行なっている。

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百科事典マイペディアの解説

イフニ

モロッコ南西部,大西洋岸の地域。主都シディ・イフニ。わずかな農業と羊,ヤギの遊牧が行われる。1860年モロッコからスペインに割譲。1934年実質的にスペイン領となった。1956年モロッコが独立,イフニの併合を主張。1969年協定が成立し,モロッコ領。1500km2

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世界大百科事典 第2版の解説

イフニ【Ifnī】

北アフリカ,モロッコ南西部,大西洋に面した旧スペイン領地区。面積1502km2。1860年スペイン領となり,1969年モロッコに返還された。中心都市はシディ・イフニSīdī Ifnī。アンチ・アトラス山脈南西端の山麓にある砂漠中のオアシスで,住民はベルベル系である。イフニ地区ではエスパルト草・トウモロコシ・野菜の栽培,羊・ヤギの飼育が行われ,シディ・イフニでは宝石細工を特産する。【藤井 宏志】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イフニ
いふに
Ifni

北アフリカ、モロッコの南西部、大西洋に面した地区。旧スペイン領。面積1502平方キロメートル。1860年スペイン領となり、1969年モロッコに返還された。中心都市はシディ・イフニ。アンティ・アトラス山脈南西端の山麓(さんろく)にあるオアシスで、住民はベルベル系である。アルファルファ、トウモロコシ、野菜などの栽培、およびヒツジ、ヤギの飼育が行われている。シディ・イフニでは宝石細工もみられる。[藤井宏志]

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