知恵蔵mini 「イプシロンロケット」の解説 イプシロンロケット 宇宙航空研究開発機構(JAXA)がIHIエアロスペースなどと共に開発した日本の小型固体燃料ロケット。500キログラム程度の小型の人工衛星を従来より低コストで打ち上げることを想定しており、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げが行われている。2013年9月に1号機が、16年12月20日に2号機が、それぞれ打ち上げられた。2号機は2段目のエンジンを強化する改良が加えられ、衛星の打ち上げ能力が30%増の590キログラムとなり、打ち上げ費用はおよそ50億円と以前の小型ロケットの3分の2に抑えられている。これには今後の需要増加が見込まれる新興国などの小型衛星を打ち上げるビジネスの受注につなげる狙いがある。 (2016-12-20) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報