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イロハモミジ イロハモミジAcer palmatum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イロハモミジ
Acer palmatum

カエデ科の落葉高木。イロハカエデ,タカオカエデともいい,日本で最も親しまれているカエデの一つである。福島県以西の本州,四国,九州,朝鮮半島,台湾,中国に分布し,山の谷間に普通に生える。幹はなめらかで淡褐色を帯び,高さ 15mほどになる。葉はやや薄く,長さ 1.5~4cmの柄をもち対生する。葉身は円心形で長さ,幅とも3~6cm,深く5ないし7裂して先がとがり,縁に重鋸歯をもつ。花は春に開き,新しい枝の先に散房花序をつくる。雌雄同株であるが,雄花両性花をつける。萼片と花弁はともに5枚,おしべは8本ある。2個の分果は長さ約 1.5cmで,ほぼ平開する。

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百科事典マイペディアの解説

イロハモミジ

カエデ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イロハモミジ
いろはもみじ
[学]Acer palmatum Thunb.

カエデ科の落葉高木。イロハカエデ、タカオカエデともいう。葉は対生し、葉柄は2~4センチメートル、葉身は長さ、幅ともに4~7センチメートルで掌状に5~7裂し、縁(へり)に粗い重鋸歯(じゅうきょし)がある。冬芽の鱗片(りんぺん)は4~5対。雌雄同株。4~5月、径約5ミリメートルの小花が10~20個、散房状円錐(えんすい)花序に開く。花弁は淡黄白色で5枚、萼片(がくへん)は紅色で5枚、雄しべは8本。果実は2翼があり、秋に熟す。福島県以西の本州、四国、九州、朝鮮南部、中国東部の温帯から暖帯に分布する。庭園にもっともよく植えられるカエデで、多数の園芸品種がつくりだされている。名は、葉の裂片をイロハ順に数える遊びに由来する。またタカオカエデは京都のカエデの名所、高尾にちなむ。秋の紅葉が美しい。[緒方 健]

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世界大百科事典内のイロハモミジの言及

【カエデ(楓)】より

…カエデ属樹木の総称。カエデは蛙手(かえるで)で,最もふつうに見られるイロハモミジやオオモミジの掌状に分かれる葉をカエルの手になぞらえたもの。モミジともいうが,これは紅葉するという意味の〈もみず〉からきており,秋に紅葉する植物の代表であるカエデ類を指すようになった。…

※「イロハモミジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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