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インジ インジInge, William

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インジ
Inge, William

[生]1913.5.3. カンザスインディペンデンス
[没]1973.6.10. ロサンゼルス
アメリカの劇作家。アメリカの中西部に住む中産階級の生活を描いた作品が多い。代表作『帰れ,いとしのシバよ』 Come Back,Little Sheba (1950) ,『ピクニック』 Picnic (53,ニューヨーク劇評家賞,ピュリッツァー賞) ,『バス・ストップ』 Bus Stop (55) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

インジ
いんじ
William Inge
(1913―1973)

アメリカの劇作家。カンザス州生まれ。父が旅回りのセールスマンという中流家庭で育つ。幼時から演技に興味を示し、カンザス大学では演劇を専攻する。在学中、地方劇団の舞台にも立ち、職業俳優を志すが自信がもてず、卒業後は高校や大学の教師をする。この間文筆にも手を染め、のち教職を辞し地方紙の演劇批評を担当していたとき、『ガラスの動物園』で成功したテネシー・ウィリアムズと会見、彼の激励に支えられ本格的な劇作を開始する。『帰れ、いとしのシーバ』(1950)でブロードウェーに登場、成功を収め、『ピクニック』(1953)、『バス停』(1955)、『階段の上の暗がり』(1957)を次々とヒットさせて、1950年代の代表的劇作家と目される。中西部の小さな町を舞台に、孤独や挫折(ざせつ)を抱える平凡な庶民が幸福を求めようとする姿を、きめ細かく、ほろ苦く、情緒豊かに描くことに定評があった。しかし一方で、皮相で感傷的という批評もあり、以後は不振に陥った。わずかに映画シナリオ『草原の輝き』(1961)でアカデミー賞は得たものの、劇界からはしだいに遠ざかり、70年代に2編の小説を残して自殺した。[一ノ瀬和夫]
『鳴海四郎訳『帰れ、いとしのシーバ』(『今日の英米演劇2』所収・1968・白水社)』

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