インディペンデンス(読み)いんでぃぺんでんす(英語表記)Independence

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インディペンデンス」の意味・わかりやすい解説

インディペンデンス
Independence aircraft carrier

アメリカ海軍のフォレスタル級通常型航空母艦。1959年就役。1985年から 3年間をかけて近代化工事を行ない,1991年航空母艦『ミッドウェー』に代わって日本の横須賀港母港とした。1998年退役。艦底からマスト頂点までの高さは 25階建てビルに相当し,艦内電話は 2300台,全速力航行時の燃料消費量は 1日 57万l 1基の重量 30t, 1基の重量 45t,艦内発電量は人口 4万人の都市に相当する。主要目は,満載排水量 8万643t,全長 326.6m,最大速力 33kn,シー・スパロー(→スパロー)8連装発射機(3基),20mmバルカン・ファランクス機関砲(3門)。搭載機はグラマンF-14トムキャット(20機),ボーイングF/A-18ホーネット(20機),グラマンA-6イントルーダー(20機),グラマンEA-6Bプラウラー(4機),ロッキードS-3バイキング(10機),グラマンE-2ホークアイ(4機),シコルスキーSH-3シーキングまたはシコルスキーSH-60Fオーシャンホーク(6機)。

インディペンデンス
Independence

アメリカ合衆国,ミズーリ州西部にある都市。カンザスシティー東方約 10km,ミズーリ川の南約 5kmに位置する。植民の始りは 1827年。ミズーリ川河川交通の西端に近く,40年代まで,サンタフェ,カリフォルニア,オレゴン方面へ行く人々の出発地,のちには幌馬車隊の集合地となった。カンザスシティーの郊外住宅都市として発展はめざましく,1960~70年の 10年間で,人口は2倍近く増加した。 H.S.トルーマン元大統領の故郷で,彼を記念したトルーマン図書館がある。 19世紀に一時モルモン教徒の拠点にもなった。人口 11万6830(2010)。

インディペンデンス
Independence

アメリカ合衆国,カンザス州南東部の町。 1869年に設立された。天然ガス田,油田開発により発展した。現在,セメント船舶,電子機器などが製造される。人口 9942 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「インディペンデンス」の意味・わかりやすい解説

インディペンデンス
いんでぃぺんでんす
Independence

アメリカ合衆国、ミズーリ州西部の都市。人口11万3288(2000)。カンザス・シティの郊外都市であるが、工業も盛んで、精油印刷・出版、電気器具、農工業機械、薬品などの製造業が多い。もともとモルモン教徒の開拓した町で、ゴールド・ラッシュ時代には、オレゴン、サンタ・フェ、カリフォルニア3道の出発拠点として栄えた。第33代大統領トルーマンが住んだ土地で、私邸および農地が国立公園局が管理する公園となっている。また彼の名を冠したライブラリー・アンド・ミュージアムがあり、再現された事務所や遺品をみることができる。

[作野和世]

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