インテリジェント材料(読み)インテリジェントざいりょう(英語表記)intelligent materials

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インテリジェント材料
インテリジェントざいりょう
intelligent materials

知能材料,スマートマテリアルとも呼ばれる。状況を知覚し判断する能力,それをもとに適切な行動を起こせる知能を付加した素材。 1989年,航空電子等技術審議会の答申を契機に,本格的な研究・開発がスタートした。自己調節機能によって一定温度を維持できる加熱用 PTC素子や,強度の劣化を自己認識できるコンクリート血糖値に反応してインシュリンを投与できる医療材料などがすでに実用化されている。

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大辞林 第三版の解説

インテリジェントざいりょう【インテリジェント材料】

外的環境の変化に応じて特性や構造が変化し、機能を発揮することができる材料。例えば、緻密な酸化皮膜を形成し、それ以上の酸化を阻止するステンレス鋼など。知的材料。賢材。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

インテリジェント材料
いんてりじぇんとざいりょう
intelligent material

周囲の環境条件に応じて機能が変化する「知的材料」のこと。科学技術庁(現文部科学省)は1994年度(平成6)から物質を分子・原子レベルで制御して新素材開発を目ざす計画に着手したが、インテリジェント材料への応用が期待されている。また、材料の破壊を事前に知らせる知的材料の実用化を目ざす「賢材研究会」が1994年2月に発足し、東京大学と清水建設、綜合警備保障、電気化学工業などの企業が次世代構造材料の開発を計画している。自己修復材料、インテリジェントデバイス、インテリジェントポリマーなどが企業や大学などの研究開発テーマになっている。[編集部]

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