インド数学(読み)インドすうがく

世界大百科事典 第2版の解説

インドすうがく【インド数学】

インダス文明期の数学については何一つ直接的資料が発掘されていないが,その都市建築に見られる高度の計画性は,ある程度の測量技術の発達を物語る。 ベーダ期の数学知識は,《シュルバ・スートラŚulbasūtra》を通じて不完全ながら知ることができる。これはベーダのシュラウタ祭式に必要な祭場を設営するための規則を集めた一群の綱要書であり,その編纂年代は古いもので前6世紀,新しいもので後2世紀とされるが,個々の規則は祭式の実現に欠かせないものであるから,そこに見られる数学知識も大半はシュラウタ祭式の歴史と同じ古さを持つと考えられる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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