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ウィンザーの陽気な女房たち ウィンザーのようきなにょうぼうたちThe Merry Wives of Windsor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウィンザーの陽気な女房たち
ウィンザーのようきなにょうぼうたち
The Merry Wives of Windsor

イギリスの劇作家シェークスピア喜劇。5幕 23場。 1597年執筆。好色漢フォールスタッフが2人の人妻に恋文を送って,かえって女たちのなぶり物になる喜劇で,一部イタリアの小説に題材をかりているが,ほとんどが創作。『ヘンリー4世』のフォールスタッフの恋する姿が見たいというエリザベス女王の求めに応じて書かれたといわれている。当時のイギリスの生活を描いたシェークスピアの唯一の作品で,ほとんど全編散文で書かれている。ウィンザーの離宮で初演されたらしい。

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デジタル大辞泉プラスの解説

ウィンザーの陽気な女房たち

ドイツの作曲家オットー・ニコライのドイツ語による全3幕のオペラ(1849)。原題《Die lustigen Weiber von Windsor》。シェークスピアの同名の戯曲に基づく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウィンザーの陽気な女房たち
うぃんざーのようきなにょうぼうたち
The Merry Wives of Windsor

イギリスの劇作家シェークスピアの喜劇。時のイギリス女王エリザベス1世の「恋に悩むフォルスタッフが見たい」との要望にこたえ、わずか2週間で書き上げたといわれる。1597年4月23日、ウィンザー宮殿で初演されたと推定される。フォルスタッフは、同じ作者の『ヘンリー4世』(1597)で活躍する愉快な老兵であるが、この劇では、陽気な2人の人妻フォード夫人とページ夫人に同文の恋文を送ったことから、女たちからさんざんに嘲弄(ちょうろう)されたあげく、籠(かご)に入れられて汚い川に投げ込まれたり、森の妖精(ようせい)に扮(ふん)した人々からいじめられたりする。軽喜劇であるが、シェークスピアとしては唯一の現代市民劇となっている。日本では1912年(明治45)帝国劇場初演。[小津次郎]

オペラ

この喜劇には二つのオペラ作品がある。一つは19世紀前半のドイツの作曲家オットー・ニコライの同題のオペラで、1849年ベルリン初演。もう一つはイタリアのベルディ作曲の『ファルスタッフ』Falstaffで、1893年ミラノ初演。いずれも今日のオペラのレパートリーとしてよく上演されるが、とくに後者はベルディ最後のオペラでもあり、楽劇風な扱いに彼の円熟した技量が示された名作である。[三宅幸夫]

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