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ウォーク ウォーク Wouk, Herman

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウォーク
ウォーク
Wouk, Herman

[生]1915.5.27. ニューヨーク
アメリカの小説家,劇作家。コロンビア大学卒業後,しばらくラジオの脚本を執筆,第2次世界大戦勃発とともに海軍士官として4年間軍務についた。ニューヨークの広告業を皮肉な調子で描いた処女小説『オーロラ夜明け』 Aurora Dawn (1947) 以下,ユーモラスな筆致の『都会の少年』 The City Boy (48) ,大戦中の海軍生活に取材したベストセラーケイン号の反乱』 The Caine Mutiny (51,ピュリッツァー賞) ,舞台を夢みるユダヤ娘を描いた『マージョリー・モーニングスター』 Marjorie Morningstar (55) ,『戦争の嵐』 The Winds of War (71) などのほかに,戯曲『反逆者』 The Traitor (49) ,『ケイン号事件軍法会議』 The Caine Mutiny Court-Martial (54) ,ユダヤ教の教義を論じた『これぞわが神』 This is My God (59) などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウォーク【Herman Wouk】

1915‐
アメリカのユダヤ系作家。ニューヨーク市生れ。1934年コロンビア大学卒業,第2次大戦中は海軍に勤務。戦後《オーロラの夜明け》(1947)で作家としてデビュー,第2次大戦中の掃海艦上の反乱を扱った《ケイン号の叛乱》(1951)でピュリッツァー賞を受賞し,ベストセラー作家となる。1939年から真珠湾攻撃にかけての,海軍軍人一家を中心として激動の時代を描いた《戦争の嵐》(1971)は続編《戦争の思い出》(1978)とともにベストセラーとなり,テレビドラマ化もされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウォーク
うぉーく
Herman Wouk
(1915― )

アメリカのユダヤ系作家。ニューヨークに生まれ、コロンビア大学卒業後、放送台本作家となる。第二次世界大戦中、海軍士官として掃海艇に乗り組み、太平洋戦線で勤務した。その後、創作に専念。広告業界を風刺した『オーロラの夜明け』(1947)、1920年代のニューヨークを舞台に、共感をもって子供を描いた『町の子』(1948)ののち、『ケイン号の反乱』(1951)が激賛され、有名になった。これは海軍での体験をもとに、無能な偏執狂の艦長に対する掃海艇乗組員の反乱の顛末(てんまつ)を描いたもので、ベストセラーになり、ピュリッツァー賞を受賞、作者自身が劇化した『ケイン号反乱の軍法会議』(1954)も好評を博した。芸能界を夢みるニューヨークのユダヤ娘が結婚して落ち着くまでを描いた『マージョリー・モーニングスター』(1955)、南部の若い作家の成功と堕落を扱った『ヤングブラッド・ホーク』(1962)、カリブ海の観光地を舞台にしたコメディ『カーニバルを止めるな』(1965)以後、綿密な調査をふまえた歴史小説に関心が移り、海軍士官を主人公に、豊富な資料を生かし、歴史的人物を登場させ、第二次世界大戦を描いた大作『戦争の嵐(あらし)』(1971)と『戦争と記憶』(1978)はベストセラーとなり、テレビ映画化された。ユダヤ系アメリカ人一家の歴史をたどる『内と外』(1985)、ユダヤ人一家を中心にイスラエル共和国建国を描いた『希望』(1993)と『栄光』(1994)などがある。そのほか、戯曲には『反逆者』(1949)、映画台本を小説化した『スラッタリーのハリケーン』(1956)、1949年に書き、19年後に発表した空想科学小説『ロモコメ報告書』(1968)など。評論は『自然のあり方』(1957)、信者としてユダヤ教を語った『これぞわが神』(1959)、『生き抜く意志――これぞ人類の伝承』(2001)がある。[井上謙治]
『古川百合訳『町の子』(1954・新思潮社) ▽大久保康雄訳『マージョリーの短き青春』(1958・新潮社) ▽木島始・荒木のり子訳『月で発見された遺書――ロモコメ報告書』(1976・創樹社) ▽島野信宏訳『ユダヤ教を語る』(1990・ミルトス) ▽浅田圭訳『裏切りの空』(徳間文庫) ▽新庄哲夫訳『ケイン号の叛乱』3冊(ハヤカワ文庫) ▽邦高忠二訳『戦争の嵐』5冊(ハヤカワ文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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