ウォールストリートジャーナル(読み)うぉーるすとりーとじゃーなる(英語表記)The Wall Street Journal

デジタル大辞泉 の解説

ウォール‐ストリート‐ジャーナル(The Wall Street Journal)

米国の経済専門の日刊紙。1889年創刊。本社ニューヨークニューズコーポレーション傘下で、保守的・新自由主義的な論調特徴発行部数は211万8315部(2011年10月~2012年3月期平均)。WSJ

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ウォール・ストリート・ジャーナル
うぉーるすとりーとじゃーなる
The Wall Street Journal

世界的に著名なアメリカの経済専門日刊紙。発行部数約208万部(2005年4~9月2)。金融情報会社ダウ・ジョーンズが親会社。1889年にチャールズ・ダウCharles Dow(1851―1902)、エドワード・ジョーンズEdward Jones(1856―1920)らによって創刊された。手書きウォール街に配布された『カストマーズ・アフタヌーン・レター』(1882年創刊)がその前身。ダウ・ジョーンズ社はアメリカの経済の発展とともに拡大し、『ウォール・ストリート・ジャーナル』のほか、電信によるダウ・ジョーンズ・ニューズ・サービスをいち早く実施、ダウ工業平均株価指標を考案するなど、幅広く経済、金融、株式、財政の情報伝達を企業化した。『ジャーナル』は記事の正確さと信頼性に定評があり、広告面を除き写真を載せない地味な編集が特徴。しかし技術革新には積極的で全米17か所で印刷発行、1980年代には発行部数200万部を超えた。姉妹紙に『アジア・ウォール・ストリート・ジャーナル』(1976年創刊)、『ウォール・ストリート・ジャーナル・ヨーロッパ』(1983年創刊)がある。さらに1994年から同紙の「スペシャル・エデションズ」をスペイン語などで40か国で発行。また1999年にはアメリカ内の有力74紙と提携、『ウォール・ストリート・ジャーナル・サンデー』を創刊した。なお同紙のインターネット版は業界最大の有料契約者数(93万人、2007年)を誇る。なお、親会社のダウ・ジョーンズは2007年に「メディア王」マードック会長をつとめるニューズ・コーポレーションに買収された。

[小松原久夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ウォール・ストリート・ジャーナル
Wall Street Journal

アメリカの経済新聞。ダウ・ジョーンズ社の発行。 1852年 12月 21日創刊とされるが,号数は 67年 12月 21日から数えられている。ダウ・ジョーンズの発行になったのは 82年からで,アメリカ経済界の意向が最もよく反映する新聞として知られる。 1960年代からは一般ニュースも載せていて,アメリカでの1種の全国紙的役割も果している。発行部数月~金曜朝刊 178万 3532 (1997) 。

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百科事典マイペディア の解説

ウォール・ストリート・ジャーナル

1889年に創刊された米国の代表的経済新聞。日刊紙。会社管理職を主要読者層とするいわゆるクオリティー・ペーパーの一つ。発行部数は約190万部。その論説はウォール街の見解を代表するといわれる。

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世界大百科事典(旧版)内のウォールストリートジャーナルの言及

【ダウ式平均株価】より

…この変動要因を修正し,連続性をもたせるため考案されたのが,ダウ式平均株価(ダウ平均株価,あるいはダウ平均ともいう)である。名称の由来は,アメリカの経済統計学者ダウCharles Dowの設立したダウ・ジョーンズ社Dow Jones & Co.,Inc.(著名な日刊経済紙《ウォール・ストリート・ジャーナル》の発行元でもある)で創案され,これを公表したことから,この名称がついたものである。この方法は,株価が権利落ちによる値下がり分を調整するための係数を,権利付き最終価格を基準にそのつど算定するもので,基準日以来の累積した係数をダウ倍率と呼ぶ。…

※「ウォールストリートジャーナル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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