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ウミイグアナ ウミイグアナAmblyrhynchus cristatus; marine iguana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウミイグアナ
Amblyrhynchus cristatus; marine iguana

トカゲ目タテガミトカゲ科。ガラパゴス諸島固有種で,体長 1m以上。頭はごつごつしており,口先は短く丸みを帯びる。背中線上にたてがみ状の鱗の列をそなえている。海岸の溶岩原に多数が集ってすみ,干潮になると海中に入って岩礁に生える海藻類を食べる。卵は海岸の砂の中に産みつけられ,3ヵ月余で孵化する。エクアドル政府によって厳重に保護されている。

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百科事典マイペディアの解説

ウミイグアナ

ウミトカゲとも。イグアナ科のトカゲで,海にもぐって海藻を食べる,他のトカゲ類には見られない習性をもつ。全長1〜1.5m。背面は灰色で赤褐色の斑紋が不規則に並ぶ。
→関連項目イグアナ

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世界大百科事典 第2版の解説

ウミイグアナ【marine iguana】

イグアナ科のトカゲで,海に潜って海藻を食べるという,他のトカゲ類には見られない習性をもつ(イラスト)。ガラパゴス諸島に分布し,とくにイスパニオラ島にすむ繁殖期の婚姻色が鮮やかになる。全長1~1.5m,最大は1.8mに達する。雄のほうが大きく,頸部のたてがみ状飾りうろこも長い。海岸の岩場に集団で生息し,干潮時に海に潜って岩礁についた海藻を食べる。1回の潜水は20分ほどで,水深3m以内を側扁した尾をくねらせて巧みに泳ぐ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウミイグアナ
うみいぐあな
marine iguana
[学]Amblyrhynchus cristatus

爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目イグアナ科のトカゲ。別名ウミトカゲ。エクアドル領ガラパゴス諸島に分布する。全長約1.5メートル。尾は長くて側扁(そくへん)し遊泳に適している。奇異な容貌(ようぼう)にもかかわらず性質はおとなしく、海岸の岩礁に重なり合うように群生している。トカゲでは、海に入ったり海藻を常食としたりする唯一の種で、引き潮時に海を泳ぎ、岩に付着した海藻を食べるが、そのとき海中に潜って捜すこともある。餌(えさ)とともに体内に入った余分な塩分は、鼻孔に開いた塩腺(えんせん)によって排出される。人が近寄ると、鼻孔にたまった海水と塩腺の分泌液を吹き出して脅かす。尾の丸いガラパゴスリクイグアナConolophus subcristatusは内陸部に生息し、サボテンなどを生食する。[松井孝爾]

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