コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エヒテルナハ Echternach

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エヒテルナハ
Echternach

ルクセンブルク東部国境の町。モーゼル川の支流ザウアー川沿いにあり,鉱泉が出るためローマ時代には東方のトリアーの町の人々の保養地であった。集落は 698年創建のベネディクト会修道院を中核に発展。聖ウィリブロートの墓のある同名の聖堂 (11,13世紀) と聖遺物により,著名な巡礼地となった。現在,周辺一帯はルクセンブルクのスイスと呼ばれ,避暑地としてにぎわう。農産物市場や食品加工場が立地。人口 4211 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

エヒテルナハ【Echternach】

ルクセンブルク東部の町。人口4000(1978)。農産物などの集散地。古代ローマ時代より鉱泉で名高い。西フリースラントに伝道を行ったウィリブロードWillibrord(658ころ‐739)が,698年この地にベネディクト会修道院を創建。ウィリブロードによる疫病治癒を記念して,毎年,聖霊降臨祭の火曜日に,中世以来の舞踏行列が行われている。【森本 芳樹】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エヒテルナハ
えひてるなは
Echternach

ルクセンブルク東部、ドイツ国境近くに位置する観光都市。人口4555(2002)。モーゼル川の支流シュール川沿いにあり、「ルクセンブルクのスイス」とよばれる景勝地、周遊の基地。聖霊降臨節の火曜に行われる「踊る行列」は有名。15世紀創建の市役所、古いベネディクト派修道院がある。ナイロン工業、製陶業が発達。第二次世界大戦中の1944~45年、連合軍とドイツ軍との間のアルデンヌの戦いにおいてバルジ大作戦(バルジは戦線の突出部の意)が展開された地としても知られる。[川上多美子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のエヒテルナハの言及

【オットー美術】より

…とくに見るべきは写本画芸術で,カロリング朝の遺産を受け継ぎ大きな発展をとげた。前代同様,皇帝や宮廷,高位聖職者が美術品の重要なパトロンであったが,前代のような宮廷工房は存在せず,ライヘナウやエヒテルナハなどの大修道院の写本所(スクリプトリウム)で,国内各地の教会への贈物として注文された豪華な大写本類が制作された。このほか,ケルン,トリール,レーゲンスブルクなどにそれぞれの特徴をもつ画派が生まれた。…

※「エヒテルナハ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

エヒテルナハの関連キーワードエクテルナクホフマン

今日のキーワード

MERY

ファッション情報を中心とした女性向けデジタルメディア。運営元は株式会社MERY。2013年、株式会社ペロリによって創設された。同社が株式会社ディー・エヌ・エーの子会社となった14年以降も運営は継続され...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android