デジタル大辞泉
「エピゴーネン」の意味・読み・例文・類語
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エピゴーネン
〘名〙 (Epigonen)
学問、思想、芸術などで、
先輩のまねをするばかりで独創性のない人。亜流。
模倣者。追随者。
※文芸的な、余りに文芸的な(1927)〈
芥川龍之介〉五「志賀直哉氏〈略〉はこの
リアリズムに東洋的
伝統の上に立った詩的
精神を流し込んでゐる。
同氏のエピゴオネンの及ばないのはこの
一点にあると言っても差し支へない」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
エピゴーネン
Epigone
亜流。模倣者。優れた文学者・芸術家が出現した後で,その模倣をする群小の亜流作家を風刺的にいう言葉。もっとも,むしろエピゴーネンによって始祖の思想が広められるということもある。もともとはギリシア語で「後に生まれたもの」の意。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報