コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エリンバー

3件 の用語解説(エリンバーの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

エリンバー

計器用ばねなどに使用される合金。エランバーとも。鉄を主成分とし,ニッケル36%,クロム12%,マンガン1〜2%を含む。命名はelastic invariableから。
→関連項目ぜんまいニッケル合金

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

エリンバー【Elinvar】

エランバーともいう。室温付近での温度変化に対してヤング率がほぼ一定である性質(エリンバー効果)をもっている,Feを主とし,Ni≌36%,Cr≌12%,Mn1~2%の合金。普通の金属・合金はヤング率が温度上昇に伴って小さくなるので(温度係数は10-4/℃程度),ばね特性を利用する精密機器や標準の振動子への使用には不適当である。このため,これらの機器のばねにはエリンバーが用いられる。フランスのギヨームC.E.Guillaumeがインバーの研究中にヤング率の温度変化が0になるFe‐Niの組成を発見,合金名はelastic invariableから名づけられた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エリンバー
えりんばー
elinvar

室温付近で弾性率の温度による変化がきわめて少ない合金。鉄にニッケル(約35%)とクロム(約10%)を加えたもの。この種の合金の弾性率は1℃当り1000分の1%程度しか変わらない(鉄の30分の1)。温度が変わっても、ばね特性がほとんど変わらないので、機械時計などのぜんまい用材料として用いられる。[及川 洪]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のエリンバーの言及

【ギヨーム】より

…初期には温度測定を扱い,水銀温度計の補正に関する研究を行った。次いで長さの原器の熱膨張に関する研究を行い,メートル法普及のための安価な原器用合金として,ニッケル鋼の特性に着目し,インバー(1897),エリンバー(1919)をつくり,それらの応用についての研究を重ねて,測地学,度量衡学に多大の寄与をした。1920年ノーベル物理学賞受賞。…

※「エリンバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

エリンバーの関連キーワードネルンストの熱定理ヒートパイプヒートショック室温ランバーサポート温度勾配最大氷結晶生成帯エートヴェーシュの法則キルヒホッフの式ファントホッフの法則(平衡定数の温度変化)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone