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エロシェンコ Eroshenko, Vasilii Yakovlevich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エロシェンコ
Eroshenko, Vasilii Yakovlevich

[生]1890.1.12. ベルゴロド,オブホフカ
[没]1952.12.23. ベルゴロド,オブホフカ
ソ連の作家。日本語とエスペラント語で著作。若くして失明。エスペラント語を修得しロンドンへ留学。 1914年来日し日本語を修得し,のちにウラジオストクから北京へ渡り魯迅と交友。 23年祖国に戻り,著作,翻訳を行なった。エスペラント語の作品に自伝的な『孤独な魂の呻き』 (1923) ,短編『虹の国』,日本語の童話に『ちょうちんの話』『魚の悲しみ』『鷲の心』『春の夜の夢』などがある。

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デジタル大辞泉の解説

エロシェンコ(Vasiliy Yakovlevich Eroshenko)

[1889~1952]ロシアの盲目の詩人・童話作家。大正3年(1914)に来日して数年間滞在。その間、日本語とエスペラントで童話などを発表した。作「夜明け前の歌」「人類のために」など。

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百科事典マイペディアの解説

エロシェンコ

ロシアの作家。4歳で失明。1914年来日して,日本語とエスペラントで童話,詩などを発表。思想的に危険な人物として日本追放後は北京で魯迅と親交を結び,1923年帰国。
→関連項目クルスク相馬黒光中村彝

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

エロシェンコ Eroshenko, Vasily Yakovlyevich

1890-1952 ロシアの詩人,児童文学作家。
1890年1月12日生まれ。4歳で失明。大正3年(1914)東京盲学校特別研究生として来日し,神近市子,相馬黒光(こっこう),中村彝(つね)らを知る。日本語の口述筆記による童話などで文壇に登場。第2次「種蒔く人」同人。10年危険人物として国外追放となった。1952年12月23日死去。62歳。ウクライナ出身。著作に「夜明け前の歌」など。

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世界大百科事典 第2版の解説

エロシェンコ【Vasilii Yakovlevich Eroshenko】

1889‐1952
ソ連邦の詩人,児童文学者。おもに日本語,エスペラント語で著作を残した。クルスク県(現,ロシア共和国ベルゴロド州)オブホフカ村生れ。4歳のとき,はしかのため盲目となる。モスクワ盲学校に学んだ後,モスクワのレストランの盲人オーケストラで働いたが,エスペラントを学び,その縁でロンドン王立盲人音楽師範学校に入る。1914年,日本エスペラント協会の中村精男(中央気象台長)をたよって来日,東京盲学校特別研究生となり,また日本の盲人の生活を知るためにあんま術を学ぶ。

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大辞林 第三版の解説

エロシェンコ【Vasilii Yakovlevich Eroshenko】

1889~1952) ロシアの盲目の詩人。大正初期、数年間日本に在住。日本語とエスペラントで詩・童話・民話を発表。児童文学に影響を及ぼす。代表作「夜明け前の歌」「人類のために」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エロシェンコ
えろしぇんこ
Василий Яковлевич Ерошенко Vasiliy Yakovlevich Eroshenko
(1889―1952)

ロシアの盲目詩人。モスクワの盲人学校に学び、エスペラントを習得、のちロンドンに学んだ。1914年(大正3)東京にきて、日本語とエスペラントで民話、童話を発表、大杉栄(さかえ)、神近(かみちか)市子、中村彝(つね)らと親交を結んだ。19年、ソ連のスパイの嫌疑でウラジオストクに送還され、その後、北京(ペキン)に至り、魯迅(ろじん/ルーシュン)と交友を結び、その小説『あひるの喜劇』のモデルとなった。23年ソ連に帰国。エスペラントの自伝『わが学校生活の一ページ』(1923)、『孤独な魂のうめき』(1923)、日本語の短編小説『提灯(ちょうちん)物語』その他、多くの詩、短編などがある。それらのなかには、放浪の盲目詩人の孤独と哀愁を込めたものが多い。[草鹿外吉]
『高杉一郎編『エロシェンコ全集』全3巻(1959・みすず書房) ▽高杉一郎著『盲目の詩人エロシェンコ』(1956・新潮社)』

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