エーデルワイス(英語表記)Leontopodium alpinum; edelweiss

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エーデルワイス
Leontopodium alpinum; edelweiss

キク科の多年草。ヨーロッパの高山や亜高山に生える有名な高山植物。草丈は 10~20cm,全体が白色の軟毛に包まれている。夏の頃,茎頂に6~10個の頭状花をつけ,その下に白毛をかぶった包葉が数枚星形について花弁のようにみえる。観賞用にも栽培される。日本に自生する同属のものは数種あり,なかでも谷川岳と尾瀬至仏山に生えるホソバヒナウスユキソウ L. fauriei var. angustifoliumと早池峰山のハヤチネウスユキソウ L. hayachinenseが最もよくこのエーデルワイスに似ている。このほか分布域のやや広いウスユキソウ L. japonicumや木曾駒ヶ岳産のヒメウスユキソウ L. shinanenseなどがある。

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百科事典マイペディアの解説

エーデルワイス

ヨーロッパアルプスの名花として知られるキク科の多年草。セイヨウウスユキソウともいう。高さ10〜20cm。茎頂に7〜9個の頭花がつき,その基部に包葉が放射状について包葉群全体で花のように見える。全体に白い軟毛が密生するが,特に包葉で目だつ。栽培には夏の暑さに注意を要し,繁殖は実生(みしょう)で春まきにする。
→関連項目ウスユキソウ

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デジタル大辞泉プラスの解説

エーデルワイス

静岡県、バイエルンマイスタービアが製造する地ビール。ドイツ人ビールマイスターが醸造する。

エーデルワイス

スイスの筆記具メーカー、カランダッシュ社のボールペンの商品名。「849コレクション」かつ「849 エッセンシャリースイスシリーズ」。スイスの国花、エーデルワイスをデザインしている。

エーデルワイス

《Edelweiss》アメリカのミュージカルサウンド・オブ・ミュージック」の中で歌われる歌。1959年発表。作曲:リチャード・ロジャース、作詞:オスカー・ハマースタイン2世。日本では阪田寛夫による訳詞のものが知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

エーデルワイス【edelweiss】

夏に美しい白い花を開くヨーロッパ・アルプス産のキク科ウスユキソウの1種(イラスト)。転じて,ウスユキソウの仲間をこの名で呼ぶことがある。高山植物として有名で,人の近づかない万年雪の岩の裂け目に野生するため,登山家たちのあこがれの花となった。名前はドイツ語のEdel(高貴な)Weiss(白)に由来する。【堀田 満】
[伝説]
 エーデルワイスの学名Leontopodiumは〈獅子の足〉の意で,これは毛皮状の葉にくるまった花がライオンの足を思わせるためであろう。

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大辞林 第三版の解説

エーデルワイス【Edelweiß】

キク科の多年草。アルプスなどの高山に自生。高さ10~20センチメートル。葉はへら状。夏期、全体に白い綿毛でおおわれ、茎頂に白い苞葉ほうように包まれた数個の筒状花をつける。日本産のヒメウスユキソウ・ハヤチネウスユキソウなどは近縁種。西洋薄雪草。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エーデルワイス
えーでるわいす
Edelweissドイツ語
[学]Leontopodium alpinum Cass.

キク科の多年草。一名セイヨウウスユキソウ。ヨーロッパ・アルプス、ヒマラヤに自生し、アルプスの花として有名で、オーストリアの国花となっている。日本に自生するミヤマウスユキソウハヤチネウスユキソウはごく近縁種である。
 なお、エーデルワイスは「高貴な白」という意味で、「アルプスの永久花」という名でも知られている。星形のビロードのような白花は「純粋」のシンボルになっている。[冨樫 誠]

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世界大百科事典内のエーデルワイスの言及

【ウスユキソウ】より

…世界で約50種が知られているキク科の多年草の属名で,日本には5種ある。ウスユキソウの名を有名にしたのはヨーロッパ・アルプスの登山家たちの憧れの花エーデルワイスL.alpinum Cass.(ドイツ語名Edelweiss)(イラスト)であるが,属の分布の中心はヒマラヤから中国中・南部の高地で,そこには三十数種が生育する。いずれの種も,花の基部に数枚から十数枚の苞葉が発達する。…

※「エーデルワイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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