エードリアン(読み)えーどりあん(英語表記)Edgar Douglas Adrian

日本大百科全書(ニッポニカ)「エードリアン」の解説

エードリアン
えーどりあん
Edgar Douglas Adrian
(1889―1977)

イギリスの生理学者。ロンドン生まれ。1908年ケンブリッジのトリニティ・カレッジに入学、生理学的研究を主として行った。1913年、神経の伝導速度の法則である「かの法則」(悉無律(しつむりつ))に関する研究により、カレッジのフェローに推され、その後一時、診療に従った。1919年ふたたびケンブリッジに戻り、神経系統に関する講義を行った。1932年シェリントンとともに、神経細胞ニューロン)の機能に関する発見によりノーベル医学生理学賞を受賞。1937年ケンブリッジ大学の生理学教授に選任され、1955年Sirの称号を許された。

[大鳥蘭三郎]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「エードリアン」の解説

エードリアン
Adrian, Edgar Douglas, 1st Baron Adrian of Cambridge

[生]1889.11.30. ロンドン
[]1977.8.4. ロンドン
イギリスの生理学者。 1915年,ケンブリッジ大学を卒業。第1次世界大戦に従軍したのち,母校教鞭をとった。 37~51年,生理学教授。 68~75年,総長。 32年,C.S.シェリントンとともにニューロンの機能に関する発見でノーベル生理学・医学賞受賞。 34年以降は脳波の研究をし,てんかんや脳病変の診断に新生面を開いた。

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百科事典マイペディア「エードリアン」の解説

エードリアン

英国の神経生理学者。ケンブリッジ大学などで医学を修め,1937年以後同大学教授。単一の神経細胞の活動電位を記録する方法を確立。脊髄反応や知覚神経の伝導に関する研究でシェリントンとともに1932年ノーベル生理医学賞。

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