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エープリル・フール エープリルフール

百科事典マイペディアの解説

エープリル・フール

四月馬鹿。4月1日(西欧の万愚節)には公然とうそをいい,人をかついでもいいとする欧米の慣習が広まったもの。由来ははっきりしない。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エープリル・フール

万愚節」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エープリル・フール
えーぷりるふーる
April fool

四月馬鹿(ばか)」のこと。西洋では4月1日を「四月馬鹿の日」April fool Day、または「万愚節」All fools' Dayとよぶ。この日の午前中は、社会の安寧秩序を乱すようなうそでない限り、他人を担いでむだ足を踏ませたり、いたずらをしたりしてもよいとされる風習があり、だまされた人を「四月馬鹿」といっている。「万愚節」は11月1日の「万聖節」(諸聖人の祝日All saints' Day)に対しての称で、キリストがユダヤ人に愚弄(ぐろう)されたことを忘れないために設けた日とも、またキリストの命日ともいわれる。
 四月馬鹿の起源には諸説があってさだかでない。西洋で春分から新年が始まっていたころ、新年の祭りの最後の日である4月1日に贈り物をしあう習わしがあったが、1564年にフランスのシャルル9世が新暦を採用し、1月1日が新年になった。それで旧習を懐かしむ者たちが、4月になると多量に捕獲されて食用に供されてしまうサバを馬鹿な魚としてそれになぞらえ、ポアソン・ダブリルPoisson d'avril(「4月の魚」の意)とよんで、4月1日にふざけて新年の祝いを催し、でたらめな贈り物をしたことからという説もあり、イギリスの劇作家コングリーブが、『老いたる独身者』という風俗喜劇で四月馬鹿を扱ってから広く行われるようになったともいわれる。
 また、インドでは仏教徒が、春分から7日間、説法を聴聞したり坐禅(ざぜん)を行ったりして悟りの修行をする。その期間が過ぎるとまた迷いの世界に戻ってしまうので、この日を「揶揄(やゆ)節」とよび、からかいの行事をしたことが西洋に伝わったという説もある。中国では「衆愚節」あるいは「万愚節」といい、それが江戸時代に日本に伝わって、当時は「不義理の日」とよばれた。エープリル・フールということばは大正時代に伝えられ、ユーモアのある軽いうそで人を担いで楽しむ習慣として広まったが、現在はごく一部にみられるにすぎない。[佐藤農人]

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