改訂新版 世界大百科事典 「オショグボ」の意味・わかりやすい解説 オショグボOshogbo 西アフリカのナイジェリア南西部,内陸の都市。人口46万5000(1995)。オシュン川に沿って農業と商業によって栄え,現在は繰綿,織物,タバコ工場などがある。町は17世紀に建設されたといわれる。1839年にヨルバ族の都市国家イバダンが,南下してくるフルベ(フラニ)族の国イロリンを敗走させた重要な戦争の戦場となった。ヨルバ族にとっては歴史的な意義のある都市である。執筆者:西野 照太郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オショグボ」の意味・わかりやすい解説 オショグボOshogbo ナイジェリア南西部の都市。ラゴスから鉄道で北東方約 290kmのオシュン川沿岸に位置。オショグボの東 19kmにあるイボクンからの移住者たちがオシュン河畔に定着したのが町の起源で,イレシャ王国の小さな町であったが,19世紀初期にイスラム教徒フラニ族に追われた移住者などの増加で次第に大きくなり,1840年にはフラニ族とヨルバ族の戦争の戦場となった。 1906年鉄道が通じ,ココア,パーム油,パーム核,ヤムイモ,キャッサバ,綿花などの集散地となる。染色,織物,綿繰りなどの工業がある。周辺はタバコの産地。人口 42万 800 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オショグボ」の意味・わかりやすい解説 オショグボおしょぐぼOshogbo 西アフリカ、ナイジェリア西部、オシュン州の州都。イバダンの北東85キロメートルにある。人口46万5000(1995)。オシュン川の近くにあり、8月にこの川を崇拝するオシュン祭が行われる。1906年ラゴスから鉄道が開通し、ココアやヤムイモの集積地として発展。染色や綿織物のほか綿繰り工場、敷物工場などの近代工業もある。[島田周平] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「オショグボ」の意味・わかりやすい解説 オショグボ ナイジェリア西部,イバダンの北東80kmにあるヨルバ人の都市。カカオ加工業の中心。綿織物,タバコなどの産もある。46万5000人(1995)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by