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オニキバシリ Dendrocolaptinae; woodcreepers

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オニキバシリ
Dendrocolaptinae; woodcreepers

スズメ目カマドドリ科オニキバシリ亜科の鳥の総称。全長 13~35cm。独立した科に分類されることもあったが,今日ではカマドドリ科に含まれている。コオニキバシリ属,ハシブトキバシリ属,ヒメオニキバシリ属,ケンハシオニキバシリ属,ユミハシオニキバシリ属など多くの属があり,約 50種からなる。どの種も地味な羽色で,が細長い。ほとんどが中央アメリカから南アメリカ熱帯亜熱帯の森林に生息し,少数がサバナなど開けた環境で暮らしている。類縁関係はないが,ユーラシア北アメリカにすむキバシリに似ている。どちらも硬い尾羽を支えとし,鋭い爪でしがみついて木の幹や枝を自由に動き回り,樹皮の陰や樹木の裂け目などに隠れている昆虫類クモ類を捕食する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オニキバシリ
おにきばしり / 鬼木走
woodcreeper

鳥綱スズメ目オニキバシリ科に属する鳥の総称。同科Dendrocolaptidaeは、メキシコからアルゼンチン北部の熱帯林、亜熱帯林や低木林に限り分布しており、13属約50種からなる。全長14~37センチメートル。ほかのスズメ目の鳥と同じように、足指は前3本、後ろ1本で、鋭い曲がったつめで木の幹を垂直に登る。尾羽は堅く、つめとともに体を支える。羽色は全体に暗褐色で、翼と尾は赤みが強く、頭から背にかけて、また下面には、淡色、白色、黒色などの縦斑(じゅうはん)がある種が多い。嘴(くちばし)は種によってさまざまであるが、やや長めで頑丈なものが多く、長く下向きに曲がっているものもある。幹を登りながら、樹皮の表面や割れ目にいる昆虫、クモ類などの小動物をとる。これらの形態と生態はユーラシアとアフリカに分布するキバシリによく似ている。木の割れ目に巣をつくり、2~3個の白い卵を産み、雌雄で抱卵し雛(ひな)を育てる。渡りはしない。[竹下信雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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