カテキュー

化学辞典 第2版「カテキュー」の解説

カテキュー
カテキュー
catechu

ガンビール,阿仙薬ともよばれる.マレー諸島に産するアカネ科Uncaria gambirの葉および若枝の水性エキスを乾燥したもので,新鮮品は淡褐色であるが,表面はしだいに暗色を増す.約3 cm3 の破砕しやすい塊.成分には,α-カテキン 7~33%,タンニン22~50%,赤色素,ガンビルフルオレセイン,クエルセチンなどが含まれる.ビルマ,タイ地方で生産されるペグ阿仙薬pegucatechuは,マメ科Acacia catechuの心材の水性エキスを用いている.成分は,α-カテキン2~10%,タンニン25~35%,赤色素,クエルセチンなどが含まれる.かみしめるとよい味がするので,口中清涼剤などに配合し,多くは嗜好品として用いられるが,収れん作用があるので下痢止めにも用いる.工業的には,なめし皮,織物染料に用いる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典「カテキュー」の解説

カテキュー

〘名〙 (catechu) 植物染料の一種。カッチともいう。精製したものは阿仙薬(あせんやく)という。熱帯のアジア産植物のアカシア、ミモザ、アレカ、ウンカリアなどの幹や葉、果実を煮出して粉末とする。木綿、絹、羊毛などの褐色染めに用いられる。〔外来語辞典(1914)〕

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