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カラク Al-Karak

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カラク
Al-Karak

ヨルダン中西部,死海岸東へ 16km,カラク涸れ川 (ワディ) の流域,標高 950mのけわしい台地に位置する町。穀物の集散地で商業町。旧約聖書ではキルハレセト,キルヘレスと呼ばれる。モアブの首都だったこの町を,イスラエル,ユダ,エドム連合軍が包囲したことがある。ローマ,ビザンチンアラブと支配者が交代,12世紀には十字軍がここに要塞を築いた。人口4万 9770 (1990推計) 。

カラク
Kalach; Calah

カラフとも呼ばれる。アッシリアの古代都市。現イラク北部のマウシル州ニムルード。前 13世紀にアッシリア王シャルマネゼル1世 (在位前 1275~45) によって創建されたが,アッシュールナジルパル2世 (在位前 884~859) が王都兼軍事的首府と定めるまで重要ではなかった。彼が着手したアクロポリスや市壁外の市街の拡張事業はその子シャルマネゼル3世ら諸王に受継がれ完成された。前 798年サンムラマト女王が建てた宗教建造物エジダには書神ナブとその配偶神タシュメトゥムの神殿や神殿図書室などが含まれ,多くの宗教書,魔術書が保管されていた。前7世紀サルゴン朝の諸王がニネベを王宮として利用するようになってからは,カラクは衰退しはじめたが,前 614年に町が略奪を受けるまで多くの住民が居住し続けた。 (→ニムルード遺跡 )  

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デジタル大辞泉の解説

カラク(Karak)

ヨルダン西部の都市。首都アンマンの南約140キロメートル、死海東岸に位置する。古代よりモアブ人の都市が置かれ、アッシリアナバテア、古代ローマの支配を経て、イスラム帝国に征服された。12世紀に十字軍が進出し、エルサレム王国の拠点として建造したカラク城がある。

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