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カルトン カルトン cartoon

翻訳|cartoon

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カルトン
カルトン
cartoon

元来は厚紙を意味するフランス語 cartonで,フレスコ画ステンドグラスタペストリーなどに転写するための手本で,下絵ないし習作と違い,最終的な構想が明示され,また完成作と同じ大きさをもつのが普通。

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カルトン
かるとん

シャロントン」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

カルトン(〈フランス〉carton)

カートン3
フレスコモザイク壁掛けなどの制作の際に作品と同じ大きさにかく下図。大下絵(おおしたえ)。
新聞・雑誌の漫画・風刺画。
油絵の下絵をかく厚手のボール紙。また厚紙製の紙ばさみ。画板。

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百科事典マイペディアの解説

カルトン

イタリア語のカルトーネcartoneを語源とし,以下の3つの意味に分けられる。(1)厚紙,またはこれで作られた製品。絵画用語では紙ばさみ,デッサンの下敷用画板,油絵を描く紙板などに用いる厚紙をいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

カルトン【carton[フランス]】

イタリア語のカルトーネcartoneを語源とする。主要な意味に次の3種があってしばしば混同されるが厳密に区別されるべきものである。(1)厚紙あるいはボール紙。およびそれで作られた種々の製品,たとえば紙挟み,画板,厚紙の箱,トランプなど。(2)とくに美術用語としては,絵画の仕上げの画面と同寸に描かれた素描,下図。日本画における大下絵に相当する。材料は,本来,ふつうの画用紙をつぎ合わせたものであって,誤ってしばしば言われるように,厚紙ではない。

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大辞林 第三版の解説

カルトン【carton】

ボール紙。厚紙。板紙。
壁画・ステンド-グラスなどを描く際に、本図と同じ大きさの厚紙に木炭・鉛筆などで描く下絵・画稿。
デッサンなどの下敷きに用いる画板。デッサンなどを入れておくために、厚手のボール紙で作った、画板兼用の紙ばさみ。ポートフォリオ。
ボール紙で作った盆。銀行・商店などで金銭をのせるのに用いるもの。カートン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カルトン
かるとん
cartoon英語
cartonフランス語

板紙(ボール紙)のことであるが、絵画材料では板紙でつくられた画板や、デッサン挟みをさすほか、絵画の基底物としても使われている。またフレスコ壁画のような大画面の絵画作品やタペストリーの制作過程において、構図を正確に転写するためにつくられる、厚手の紙に描かれた原寸大の下絵のこともいう。
 フレスコ制作のためのカルトンでは、彩色を施した第一のオリジナル・カルトンと、スポルベーロspolveroとよばれるオリジナル・カルトンの輪郭線をトレースした第二のカルトンが制作されることが多い。スポルベーロには輪郭線に従って小孔(こあな)があけられ、壁面にこれを当て、上から木炭やチョークの粉末などをはたきつけて(pouncing)構図を転写する。あるいは、カルトンを壁面に当て、輪郭線に従って硬筆stylusで強く引いて転写する方法もある。カルトンは、モザイク、ステンドグラス、タペストリー制作などのために描かれることも多く、このようなカルトンは、画家が絵画作品として完全に仕上げ、職人はこの原画に従って制作を進める。タペストリーのためのカルトンとしてもっともよく知られている例は、バチカンのシスティナ礼拝堂のためにラファエッロが描いた使徒行伝連作であろう。[長谷川三郎]

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世界大百科事典内のカルトンの言及

【装丁(装幀)】より

…増加する一方の製本需要に対処するのにかっこうな簡易製本(くるみ製本case binding)が出現し,しだいにほとんどの書物がこの方法で製本されてから版元を出ることになってゆく。外見の差はわずかだが,決定的な違いは,それまでの書物が〈とじつけ〉と呼ばれる名のとおり,強い麻糸にかかえこまれた背とじひも(かがり糸と直角に交差し,背の外側に3~5本通っている)を,表紙の芯紙(カルトン)にあけた穴に通し,しっかりととじつけてあるのに対し,くるみ製本は表紙と中身を別々につくる。中身と表紙をつなぐものは,本の背にはりつけられた薄い寒冷紗と本文の端に3mmほどののりしろでつけてある見返し紙だけである。…

【素描】より

…これには2種類あり,初歩の練習用写生と,タブローなどの制作の準備段階として,個々の事物を個別的に描く場合とがある。(3)下絵(カルトン) タブローなどの制作の準備の最終段階として,彩色する寸前の状態にまで完全に作られた構図のことをいう。これにも2種類あり,布や壁面にそのまま転写される原寸大のものと,寸法が異なっているがすでに完成図となっているものとがある。…

【タピスリー】より

…タピスリーはいわば糸で描き出す絵画であり,絵画と同じように複雑な構図を織り出すことのできる特殊な織物といえる。
[カルトン]
 複雑な図柄をもつために,タピスリーはカルトン(下絵)に基づいて織られる。カルトンは原則として画家によって提供されるが,彩色を施した原寸大のもの,素描あるいは小型の彩色画など形式はさまざまである。…

【フレスコ】より

…このように技法的に完成されたフレスコは,とくにブオン・フレスコbuon fresco(〈純良のフレスコ〉の意)と呼んで区別される。原寸大下図としては,初めにシノピアsinopiaが,次いでカルトンが用いられた。シノピアとは本来,赤色顔料,赭土(しやど)のことであるが,この種の顔料で描かれている場合が多いために転用されるにいたったもので,粗塗り漆喰の上にじかに描かれた原寸大下図のことである。…

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