カンポ・グランデ(読み)かんぽぐらんで(英語表記)Campo Grande

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンポ・グランデ」の意味・わかりやすい解説

カンポ・グランデ
かんぽぐらんで
Campo Grande

ブラジル中西部、マト・グロッソ・ド・スール州の州都。人口66万3621(2000)。サン・パウロからボリビアに通じる鉄道ノロエステ線でサン・パウロから1050キロメートルに位置する。付近は広大な草原の大牧場地域で、コーヒー大豆小麦などの生産が盛んである。先住民文物装飾品を収集する観光客が集まる。市の北西近郊に日本人の集団入植地バルゼア・アレグレがある。

[山本正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のカンポ・グランデの言及

【マト・グロッソ[州]】より

…かつては北は南緯7゜21′から南は24゜06′までに広がる大州であったが,1979年3月,全体としての人口増と南部地域の開発の進展から,南部がマト・グロッソ・ド・スル州Mato Grosso do Sulとして分離独立した。マト・グロッソ・ド・スル州は,面積35万0548km2,人口191万2800(1995),人口密度5.4人/km2,州都カンポ・グランデである。ここでは両州を合わせた一つの地域として説明する。…

※「カンポ・グランデ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android