コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ガロアムシ

4件 の用語解説(ガロアムシの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

ガロアムシ

ガロアムシ目ガロアムシ科の昆虫の1種。体長20mm内外で,淡褐色。本州の山地の石の下,朽木中などの陰湿な場所にすむ。名は最初の発見者駐日フランス総領事E.H.ガロアに由来。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ガロアムシ

体長約2~3センチ。羽はなく、シロアリに似るが、独立したガロアムシ目に分類。肉食性で、約7年かけて卵から成虫になる。幼虫は白いが、成虫に近づくにつれ濃い琥珀(こはく)色になる。暗所に暮らすため複眼は退化し、長い触角などで周囲を探る。寒冷地に生息し、氷河期の生き残りとされる。

(2015-08-24 朝日新聞 朝刊 栃木全県・1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ガロアムシ【Galloisiana nipponensis】

ガロアムシ目ガロアムシ科に属する昆虫(イラスト)。地中にすむ特殊な昆虫の一つ。体はやや扁平で,細長く,淡赤褐色をしている。幼虫は乳白色。体型はケラとコオロギのあいのこのようである。翅は退化してまったくない。体長20mm内外。頭部はクリの実形。触角は糸状で多節,頭胸部をあわせた程度の長さである。複眼は楕円形で小さく,単眼はない。口器はかむ型で,肉食である。前胸は大きい背板をもつが,中・後胸のそれは小さい。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガロアムシ
がろあむし

昆虫綱ガロアムシ目ガロアムシ科の昆虫の総称、またはそのうちの1種。かつてはコオロギモドキともよばれた。ガロアムシ類は、いずれも黄褐色ないし褐色で、体表に金色の細毛を備えた、無翅(むし)で、扁平(へんぺい)細長の昆虫である。体長17~22ミリメートル。かむ型の口器をもち、触角は比較的長い。複眼は退化傾向にあり、まったく目を欠くものもある。肢(あし)はいずれも歩行肢(ほこうし)で、跳躍肢をもたない。(ふせつ)は5節。腹端には多節の長い尾角をもち、雌では剣状の産卵管をもつ。幼虫期の体色は乳白色。成熟すると節の各節に1対の付属片を備えるようになる。主として標高1200メートルの森林中にすむが、平地にもおり、また洞窟(どうくつ)内にもみられる。地中性であるが、大きな石下に潜んでいることも多い。行動は敏捷(びんしょう)で、光を嫌う。また、湿気のある所を好み、高温も嫌う。肉食性である。種子島(たねがしま)以南を除くほぼ日本全土に分布し、5種が記載されている。また、この類は朝鮮半島からシベリアにかけて4種が知られ、北アメリカのロッキー山脈の北半にも分布し、約10種が記載されている。日本では本州に分布する。ガロアムシGalloisiana nipponensisが代表種。和名および属名などにつけられているガロアは、フランス人の外交官の名で、日本で初めてこの昆虫を日光の中禅寺(ちゅうぜんじ)で発見したのを記念し、名づけられたものである。[山崎柄根]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ガロアムシの関連キーワードガロアヒメカツオブシムシガロア虫木食虫挙尾虫鋏虫ミディアムショットノコギリヒラタムシシロアリ

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone