中禅寺湖の南岸、男体山の対岸の
かつて独鈷山頂にあり、安然坊の開基と伝え、のち現地に移し
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
栃木県日光市中宮祠(ちゅうぐうし)にある天台宗の寺。俗に立木観音(たちきかんのん)とよばれ、輪王寺(りんのうじ)の所管。766年(天平神護2)勝道(しょうどう)は日光に四本龍寺(しほんりゅうじ)を建て、782年(延暦1)男体山(なんたいさん)に登って、二荒山(ふたらさん)奥院(おくのいん)を創建。784年中禅寺湖の岸に奥院遙拝(ようはい)所として中宮祠を設け、その西側に神宮寺として中禅寺を建て、千手(せんじゅ)観音像を祀(まつ)ったという。勝道の請によって空海が撰(せん)した碑文に、二荒山および中禅寺開創の経緯が記されている。848年(嘉祥1)円仁(えんにん)が中禅寺に詣(もう)で、唐の玄法寺法全(はっせん)所伝の『金剛頂経(こんごうちょうぎょう)』などを納めたといわれる。中宮祠と一体となって栄えたが、1902年(明治35)の山津波に湖中に押し出され、13年(大正2)現在地に再建され、70年(昭和45)五大堂が建てられた。本尊の千手観音像(国の重要文化財)は勝道の作と伝えられるが、鎌倉時代のもの。五大堂には安土(あづち)桃山時代から伝わる五大尊像が祀られている。
[田村晃祐]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
…湖水は華厳滝となって落下する大谷川の表面排水のほか,華厳滝の滝壁から湧き出す十二滝や白雲滝などの地下排水を通して下流に流れ出る。湖尻に設置されている栃木県営の中禅寺ダムは湖水位を最大2m調節できるため,華厳滝の落水量や下流の発電所への流入水量を調整している。湖水の透明度は夏に大きく,1年を通しておよそ8~10mの間を変化する。…
…湖水は華厳滝となって落下する大谷川の表面排水のほか,華厳滝の滝壁から湧き出す十二滝や白雲滝などの地下排水を通して下流に流れ出る。湖尻に設置されている栃木県営の中禅寺ダムは湖水位を最大2m調節できるため,華厳滝の落水量や下流の発電所への流入水量を調整している。湖水の透明度は夏に大きく,1年を通しておよそ8~10mの間を変化する。…
※「中禅寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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