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キヌガサタケ

百科事典マイペディアの解説

キヌガサタケ

スッポンタケ科のキノコ熱帯に広く分布し,日本では梅雨時と秋,温暖な地方の竹やぶにまれに発生。初め径3〜4cmの寒天質白色球状体だが,次いで太い白色の柄を伸ばし,頂は円錐形のかさとなり,かさの下側から美しい白色レース状のマントを下垂する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キヌガサタケ
きぬがさたけ / 衣笠茸
[学]Dictyophora indusiata (Pers.) Fisch.

担子菌類・腹菌類、スッポンタケ目スッポンタケ科のキノコ。キノコの女王にも例えられる華麗なキノコで、コムソウタケ、シケタケともいう。幼いキノコは柔らかい殻に包まれて球状、カメの卵に似て、径3~5センチメートルほど。殻を破って伸び出すキノコは高さ15~25センチメートル、太さ3センチメートルほどの円柱状の胴体の頂端に鐘状の帽子をかぶる。帽子の内側で胴体と頂端から、純白でレース編みに似た美しいマントを垂らす。マントは長く豊かに広がり、裾(すそ)の径は10センチメートルあまり。帽子の表面には網目状のくぼみがあり、暗褐色で悪臭の強い粘液状の胞子を満たす。7月から10月にかけて竹林に多く生える。悪臭を放つ粘液を洗い落とせば純白、無臭となり、中国人は乾燥して蓄え、貴重な食品とする。中国名を竹(チュースン)という。マントの色に変化があり、黄色のものをキイロキヌガサタケ、桃色のものをベニキヌガサタケという。前者は日本、韓国、中国、台湾などに、後者はアジアの熱帯地域に分布する。このほかにマクキヌガサタケD. duplicata (Bosc.) Fisch.がある。[今関六也]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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