キャメル

百科事典マイペディア「キャメル」の解説

キャメル

ラクダの毛を原料にした織物。柔らかい毛は軽く暖かく,高級な紡毛織物メルトンなど),毛布,メリヤス糸などにし,剛毛は丈夫なので芯地や絨緞(じゅうたん)などにする。ラクダ毛は産額が少ないので上質の羊毛と交織した製品もある。なおビクーナ(アンデス山地の野生のラマ)の毛もキャメルということがあり,高級服地や下着などにする。

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精選版 日本国語大辞典「キャメル」の解説

キャメル

(camel)
[1] 〘名〙 ⸨カメル⸩
① ラクダ(駱駝)。〔外来語辞典(1914)〕
② ラクダの毛でカシミア織の織物。ぜいたくな洋服地。
※外燈(1952)〈永井龍男〉一つ手前「キャメルのナイトガウンをまとった千鶴子が」
[2] アメリカの紙巻タバコの商標名。

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世界大百科事典 第2版「キャメル」の解説

キャメル【camel】

英語camelhair(ラクダの毛)の。またはラクダの毛,もしくはラクダの毛にモヘア,牛毛などを混ぜて織った紡毛織物。の二重織だが,表面は綾が見えないほど密で,毛足が長く光沢がある。厚地で軽く柔らかく,保温力がある。ラクダの毛は漂白しにくいため,染色せずに用いることが多く,黄褐色か茶褐色。柔らかい毛は高級服地やメリヤス地,毛布などに,かたい毛はじゅうたん,毛布などに用いられる。主産地は中国,アフガニスタンなどであるが,産出量が少ないため製品は高価である。

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世界大百科事典内のキャメルの言及

【ラクダ(駱駝)】より

…背にこぶがある大型の草食動物。偶蹄目ラクダ科ラクダ属Camelusの哺乳類の総称。背のこぶが二つのフタコブラクダC.bactrianus(イラスト)と一つのヒトコブラクダC.dromedarius(イラスト)の2種がある。ヒトコブラクダの野生種は生息せず,すべて家畜であり,フタコブラクダはモンゴルとゴビ砂漠に少数が野生するが,ほとんどのものは家畜である。体長2.2~3.5m,尾長約55cm,肩高1.8~2.1m,体重450~690kg。…

※「キャメル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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