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キリスト教労働組合 キリストきょうろうどうくみあい

世界大百科事典 第2版の解説

キリストきょうろうどうくみあい【キリスト教労働組合】

キリスト教労働組合は,イギリスより産業革命が1世代はおくれたヨーロッパの大陸諸国で19世紀後半に生まれた。当時の支配的な労働組合運動は,目的と綱領の点で社会主義と社会主義政党に結びついており,キリスト教労働組合はそれへの対抗として結成された面もある。ドイツでのカトリック労働組合運動の起源は,1869年マインツの司教ウィルヘルムケトラーの演説に始まるとされる。91年のローマ教皇レオ13世の有名な回勅〈レルム・ノウァルム(新しい事柄)〉が人間の尊厳を言明して労働問題に対する教会の使命を明示したことは,ヨーロッパ全体に新しい労働観をもたらし,キリスト教労働組合の発展への契機となった。

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