ギプス(英語表記)〈ドイツ〉Gips

百科事典マイペディアの解説

ギプス

普通はギプス包帯をさす。Gips(ドイツ語)は石膏の意で,焼石膏粉に水を加えると化する性質を利用し,脱脂木綿に焼石膏末をまぶしたものを,少量の焼ミョウバンを加えた温水にひたし気泡の出終わるのを待って患部に巻くとすみやかに固定包帯となる。これがギプス包帯で骨折等に広く用いられる。また脊椎疾患ではギプスベッド,ギプスコルセット等として利用する。近年は,合成樹脂製のものが用いられるが,これには温湯で軟化し,軟化時間が短く,粉末屑が出ないという利便性がある。
→関連項目骨折脊柱側彎症先天性股関節脱臼脱臼包帯

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世界大百科事典 第2版の解説

ギプス【Gips[ドイツ]】

主として四肢軀幹一定の位置に保持するために用いる固定材料。その成分硫酸カルシウム(焼セッコウ)の白い粉末で,これが水と反応して硬化する性質を利用している。この場合,加える水の温度が高いほど硬化は速い。 普通はガーゼ包帯の間にギプス粉末を挟みギプス包帯として用いる。布にギプス粉を特殊加工して固着させたものもある。これを温水または水に浸し一定の位置をとった四肢の軀幹に幾重にも巻きつけ,肢位を保持しながら硬化を待つ。

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大辞林 第三版の解説

ギプス【Gips】

石膏せつこうの意。ギブスとも
骨折や靭帯じんたい損傷などの場合に患部を固定し、保護するため、包帯を石膏で固めたもの。ギプス包帯。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ギプス

〘名〙 (Gips gips 元来「石膏(せっこう)」の意。本来「ギプス」が正しい発音であるが、誤って「ギブス」という場合も多い) 骨の病気や骨折の際、患部が動かないように固定するもの。包帯を石膏で固めてある。ギプス包帯。〔モダン辞典(1930)〕
※金の棺(1947)〈網野菊〉「カリエスになって胸にはギプスをはめ」

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