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ギリシア正教会 ギリシアせいきょうかい

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百科事典マイペディアの解説

ギリシア正教会【ギリシアせいきょうかい】

東方正教会の代表的教派。英語でGreek Orthodox Church。正教会の総称として用いられることもあるが,1822年以降コンスタンティノープル総主教座から離れており,ギリシアを管轄する独立教会とするのが正確。
→関連項目マカリオス[3世]

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世界大百科事典 第2版の解説

ギリシアせいきょうかい【ギリシア正教会 Greek Orthodox Church】

東方正教会のなかでギリシアを管轄地域とする独立教会。ギリシアには使徒の時代にキリスト教が伝わった。ちなみにパウロの第2回宣教旅行は小アジアからギリシア北部のフィリッピテッサロニケを経て,アテナイとコリントスに及んだ。しかし使徒時代以降のキリスト教布教の状況はほとんど知られていない。教会管轄に関して,ギリシアはローマ教皇の管轄下にあったが,8世紀中葉,イコノクラスムの時代にコンスタンティノープル総主教の管轄に移された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギリシア正教会
ぎりしあせいきょうかい
Greek Orthodox Church

ロシア正教会とともに、東方正教会の中核をなす教会。日本では、正教そのものをギリシア正教ということもある。1832年にギリシアがトルコから独立したのち、コンスタンティノープル総主教管下にあったギリシアの正教会は、1850年独立教会となった。こうして、ギリシアは正教を国教とする国となった。現在ギリシアには78の府主教区があり(ギリシアでは大主教が府主教の上)、初代教会機構の形態をそのまま受け継いでいる。ギリシア正教会には国民の約98%、約1028万人の信徒がいる(1996)。ビザンティン時代に建てられた教会や修道院が数多くあり、ギリシア人の生活の中心となっている。小学校教科書には、復活祭(イースター)や降誕祭クリスマス)の祝いが出ていて正教意識を植え付け、また若者に対する布教、伝道も盛んである。ギリシア国立のアテネテッサロニキ両大学には聖職者養成機関の神学部があり、ギリシア正教神学を教えている。なお、アトス山はギリシアの国の中で、「修道共和国」として特別区となっており、アトス山にある各修道院の代表による聖務院が最高機関である。[田口貞夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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