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クラブ クラブclub

翻訳|club

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クラブ
club

娯楽,レクリエーションなどを目的として結成される人為的社会集団。集団類型的には機能的集団の一つ。しかし,集団としての統制が弱く開放的で,集団意識が薄い。アメリカの社会などではクラブがよく発達しており,一部は政治クラブの形で拡大し,圧力団体になることもある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

クラブ

DJの流す音楽に合わせ、客がダンスを楽しむ店。日本では90年代、下火になったディスコにかわって広がった。音楽に限らず、映像やファッションなど様々な文化の発信基地としての役割も果たしている。無許可営業は風営法違反となり、2年以下の懲役か200万円以下の罰金。

(2012-05-16 朝日新聞 朝刊 朝文化1)

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音楽用語ダスの解説

クラブ

昔、ディスコ、今やクラブである。クにアクセントで、サッカーや陸上、学校のクラブ活動のそれとなる。ラブを同じトーンにし、クより少々上げ目に発音するのが、ここで言うクラブである。DJがターンテーブル(レコードプレーヤー)でビニル盤(アナログ盤=LP)を回し、それに合わせ客が踊るというのが基本。DJは、新しい時代を象徴するアーティストである。選曲のセンスが問われ、スクラッチなどのDJテクニック(2台のターンテーブルとサンプラーエフェクターなどを駆使してオリジナルサウンドを彼ら流に再構築していく)が問われる。

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デジタル大辞泉プラスの解説

クラブ

ゲームソフト、アニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。さわがにポケモン、「みず」タイプ、高さ0.4m、重さ6.5kg。特性は「かいりきバサミ」「シェルアーマー」、かくれ特性は「ちからずく」。後に「キングラー」に進化する。

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世界大百科事典 第2版の解説

クラブ【club】

18世紀末から19世紀にかけてヨーロッパ各地で成立した集団association。
ドイツ
 ドイツでは協会(フェラインVerein)と呼ばれる。中世には人的結合の重要な単位として兄弟団があったが,これは宗教と家と身分という三つの柱によって支えられていた。兄弟団に加入する単位は家であり,兄弟団は共同の祭壇をもち,同じ身分の者からなりたっていた。ところが宗教改革によって宗教のきずなが緩み,フランス革命によって身分の枠が崩壊し,さらに産業革命によって家のきずなが解体しかけていた状況のなかで,主として都市において協会が生まれていった。

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大辞林 第三版の解説

クラブ【crab】

かに

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クラブ
くらぶ
club

結社の一形態。広義には、なんらかの共通の目的・関心を満たすために、一定の約束のもとに、基本的には平等な資格で、自発的に加入した成員によって運営される、生計を目的としない、パートタイム機能集団のことである。クラブということば自体はクリーブcleave(執着する、団結する)という英語に由来する。ドイツ語のクラブに相当する語は同業組合ギルド、宴会などを意味するツェッヘZecheであり、本来の意味は共飲共食のことであった。日本では「倶楽部」の字をあてた。[綾部恒雄]

人類学からみたクラブ

クラブということばはイギリス起源であるが、同種の機能集団は人類史上古く、いわゆる未開社会においても、その存在がよく知られている。未開社会のクラブは、地域や種族によって、構造や機能、儀礼や目的が多様であり、秘密結社の形をとっているものも多い。一般に部族社会では、クラブの成員であることは高い社会的地位を意味しており、ナイジェリアのベニン人の王宮結社や、イボ人の「肩書のある首長」の会であるオゾ結社などは典型的なエリートのみのクラブである。ニューギニアのエレア人のハリフ結社やナイジェリアのヨルバ人のオグボニ結社は、政治的機能をもつクラブといえる。シエラレオネからリベリアにかけて住むメンデ人には女性によるクラブがあり、リベリアのクペル人にみられるポロ結社などは、少年を教育する目的をもったクラブである。イギリスの植民地政策に反対して闘ったケニアのキクユ人のマウマウ団は、革命的秘密クラブであった。ミクロネシアやアフリカの一部には、共食や演劇やレクリエーションを目的としたクラブも多い。[綾部恒雄]

欧米などにおけるクラブ

クラブは古代ギリシア・ローマ時代には宗教的な組織の一部で、ともに食事をしながら政治や商業のことなどを話し合う場所の意味であった。イギリスでは16世紀ごろから宗教的な活動をするクラブがつくられ、のちに目的が多岐になっていったが、多くは上流社会の社交クラブで、階層別・職業別につくられた親睦(しんぼく)団体であった。17世紀初頭にコーヒーがトルコから輪入され、コーヒーハウスやターバン(宿屋)でクラブの集会が行われるようになった。職業的なものとは別の、趣味や文学・芸術などの愛好団体が生まれてくるのは17世紀後半から18世紀前半で、ヨット、ボート、クリケットなどをはじめスポーツのクラブもほぼこの時代に形成され始めた。登山を目的とするアルパイン・クラブの成立は比較的遅く、1857年のことである。婦人をおもなメンバーとする婦人問題や趣味のクラブが形成されたのは18世紀末であった。地域にはそれぞれルーラル・クラブがつくられ、地域の人々のコミュニティの中心として憩いの場となっていた。イギリスにおけるこのようなクラブの発達は、自治を重んじる民主主義形成の母胎であった。クラブの自治の要素が極度に発達したものとしてイギリスのジョッキー・クラブがあげられ、競馬に関して法律の範囲内での準司法的権能をもつに至っている。
 アメリカでは20世紀に入って郊外でスポーツを楽しむためのカントリー・クラブがゴルフを中心に発達した。このようなクラブの運営は会員の醵出(きょしゅつ)金や寄付金によって行われ、営業行為は行わない。役員も会員のなかから選出される。クラブライフはクラブハウスを中心に行われ、クラブハウスは集会に必要な各施設、飲食、娯楽、宿泊施設も設けられているものが多い。イギリスやアメリカのいわゆる名門大学においても学生のクラブが古くからあるが、依然として社会の階層を反映した構成が崩れたとはいえない。1902年プリンストン大学学長となったウッドロー・ウィルソンは閉鎖的な学生クラブを大学改革のおもな対象としたが、理事などの猛反対で失敗したことは有名である。ドイツの学生組合(ブルシェンシャフト)も時代により多様な性格をもつが、学生のクラブといってもよい。
 中国では明(みん)代以降、同郷・同業をはじめ多くのグループが活動の本拠として会館をもっている。会館にはさまざまな形態があるが、仲間相互の便宜や互助を図ることは共通している。[徳久球雄]

日本のクラブ

日本においてはこのような個人の自主的行動によるクラブの形成は歴史が浅く、明治初期に欧米の模倣をして一部上流階級の社交場が存在し、だんだん趣味やスポーツの団体として発達した。しかし本来の民主主義の母胎としての個人の自由な意見の表現や奉仕の団体としての発達は少なく、主としてスポーツや趣味の同好会としての意義に定着し、また飲食の場としてのみの場所や社交場の意味に用いられている場合が多く、欧米とは異なった形のクラブが発達しているといえよう。[徳久球雄]
『小林章夫著『クラブ』(1985・駸々堂)』

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世界大百科事典内のクラブの言及

【棍棒】より

…棒状の狩猟具および武器。棍棒(クラブclub)は世界に広く分布するが,造作は文化によって異なる。アフリカのサンでは,野ウサギに投げつける狩猟具として手ごろな木の棒にほんの少し加工して用いる。…

※「クラブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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