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クリベリ クリベリCrivelli, Carlo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クリベリ
Crivelli, Carlo

[生]1430/1435. ベネチア
[没]1493/1500
イタリアの画家ベネチア派の画家ビバリーニについて絵を学んだが,のちパドバを経てマルケ地方に移り住み (1468頃) ,アスコリ,ビチェーノを中心に多くの祭壇画制作に従事した。黄金に輝く画面の処理や幻想的で硬直な人物表現は後期ゴシックの様式を受継ぐものであるが,これらの要素と当時のパドバ派その他の厳密な輪郭描写とを結合することによって独自の様式を築き上げた。作品は『聖告』 (86,ロンドン,ナショナル・ギャラリー) など。

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百科事典マイペディアの解説

クリベリ

イタリアの画家。ベネチア生れ。もっぱら宗教的なテーマを祭壇画形式によって描き,華麗な色彩効果と装飾的な描線を駆使して謎めいた魅力をたたえる女性像や聖母子像を数多く制作した。

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世界大百科事典 第2版の解説

クリベリ【Carlo Crivelli】

1430ころ‐95ころ
イタリアの画家。ベネチアに生まれたが,もっぱらマルケ地方のアスコリ・ピチェーノAscoli Picenoを中心に活躍。おそらくビバリーニ家のもとで修業をし,ベネチア派の華麗な賦彩法を身につけるとともに,パドバでドナテロマンテーニャの作品から硬質な描線や金属的な画面の仕上げを学んだ。彼の作品に一貫しているのは,中世ゴシック様式の継承ともいえる,金地や明るい色彩を多用した豪華で装飾的な画面づくりである。

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