クレメンティ(その他表記)Muzio Clementi

デジタル大辞泉 「クレメンティ」の意味・読み・例文・類語

クレメンティ(Muzio Clementi)

[1752~1832]イタリア作曲家・ピアノ奏者。近代的ピアノ奏法確立し、多くピアソナタを作曲。

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精選版 日本国語大辞典 「クレメンティ」の意味・読み・例文・類語

クレメンティ

  1. ( Muzio Clementi ムツィオ━ ) イタリアの作曲家、ピアニスト。近代的なピアノ演奏法を創始、門下から俊秀を輩出。ベートーベンにも多大な影響を与えた。(一七五二‐一八三二

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改訂新版 世界大百科事典 「クレメンティ」の意味・わかりやすい解説

クレメンティ
Muzio Clementi
生没年:1752-1832

イタリアの作曲家,ピアノ奏者。1766年にイギリスに渡って以来,実質的な活躍の中心ロンドン初期は,ピアノ奏者,さらに指揮者として活躍し,70年代末から約25年間はピアノ・ソナタトリオなども多く創作,90年代に入って楽譜出版事業とピアノ製造業にも乗り出す。またクラーマーモシェレスフィールドなど優秀な弟子を育てた。晩年に書いた《グラドゥス・アド・パルナッスム》(1817-26)は今日でも重要なピアノ教則本として通用している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレメンティ」の意味・わかりやすい解説

クレメンティ
Clementi, Muzio

[生]1752.1.23. ローマ
[没]1832.3.10. イーブシャム
イタリアのピアニスト,教育家,作曲家。幼時から楽才を認められ,21歳のときロンドンでデビューし,成功を収めた。以後ヨーロッパ各地を演奏旅行して名声を博す。 1781年モーツァルトウィーンでピアノの競演を行う。 82年以後はおもにイギリスに住み,指揮者,ピアニスト,教師として活躍。その門からは,I.モシェレス,J.クラーマー,G.マイアーベーアら多くのすぐれた音楽家が出た。近代的なピアノ技術の基礎となった練習曲集『グラドゥス・アド・パルナッスム』 Gradus ad Parnassum (1817) を編み,60曲をこえるピアノ・ソナタなどを残している。

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百科事典マイペディア 「クレメンティ」の意味・わかりやすい解説

クレメンティ

イタリアの作曲家,ピアノ奏者。ローマに生まれ,1766年の渡英以後はロンドンを中心に活動。教育者としてすぐれ,近代ピアノ奏法の確立に貢献した。多くのピアノ・ソナタのほか,晩年に書かれたピアノ教則本《グラドゥス・アド・パルナッスム》(1817年−1826年)が知られる。→ソナチネチェルニー

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クレメンティ」の意味・わかりやすい解説

クレメンティ
くれめんてぃ
Muzio Clementi
(1752―1832)

イタリアのピアノ奏者、作曲家。ローマに生まれ、ロンドンを中心に活躍した。1781年にウィーンでモーツァルトと競演したエピソードは有名。モーツァルトはクレメンティの外向的ではでな奏法を酷評したが、そうした奏法は当時完成途上にあったピアノの表現力の拡大を意図したものであり、のちにベートーベンはクレメンティの簡潔でスケールの大きなソナタから大きな影響を受けた。70曲余のピアノ・ソナタを残しており、小形式のソナタ、ソナチネは初心者の教材として広く親しまれている。

[大久保一]

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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者) 「クレメンティ」の解説

クレメンティ

古典期の作曲家・鍵盤演奏者。ローマの細工師の家に生まれた。少年期にロンドンに渡り、以後活動の拠点とした。交響曲、協奏曲、室内楽など各ジャンルに作品を残しているが特に鍵盤楽器の作品が多い。ソナチネはピア ...続き

出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報

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