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クロレラ クロレラChlorella

8件 の用語解説(クロレラの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロレラ
クロレラ
Chlorella

クロロコックム目オーキスチス科の下等緑藻類の一群。藻体は単細胞で球形または亜球形。細胞壁はじょうぶで,葉緑体,ピレノイドを有し,核は単核である。分裂によって増殖する。やや有機物を含んだような水中に発生し,浮遊生活をするが,鞭毛はなく遊泳しない。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

クロレラ(〈ラテン〉Chlorella)

淡水産のクロレラ属の緑藻の総称。単細胞からなり、球状で、クロロフィルや良質のたんぱく質を多く含む。緑色植物として最も繁殖力が強い。光合成の研究などに用いる。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

クロレラ

池,溝,金魚鉢の中などに発生する緑藻類クロレラ科の淡水藻。体は単細胞で球形〜楕円形,大きさは5〜10μmにすぎない。無性的に繁殖し,しかもその速度が速いので,生育する水を緑色に変える。

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栄養・生化学辞典の解説

クロレラ

 単細胞の緑藻で食用にする.

出典|朝倉書店
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食の医学館の解説

くろれら【クロレラ】

クロレラは約30億年以上も前から棲息(せいそく)している淡水性緑藻類の一種で、繁殖速度が極めて速いのが特徴です。クロレラにはたんぱく質、葉緑素ミネラルビタミンが豊富に含まれ、宇宙食としてNASAでも研究されたことで有名です。
○栄養成分としての働き
 クロレラは酸性体質を弱アルカリ性にかえる物質として注目され、酸性体質を元凶とする生活習慣病の予防に効果があります。造血作用を活発にし、貧血予防やコレステロール値の低下に役立つほか、脂肪代謝を正常化させ、肥満を防止します。クロレラに含まれるクロレラ成長因子(CGF)と呼ばれる物質は、成長を促進させ、細胞の新陳代謝を活発にする働きがあり、老化防止や感染症の予防に効果が期待されます。
 また、化学物質重金属などの解毒作用もあります。
○注意すべきこと
 体質によって、便秘(べんぴ)をすることがあります。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

クロレラ【chlorella】

緑藻類のクロロコックム目クロレラ科に属する単細胞藻類で,細胞は球形または楕円形,大きさは5~10μmである。葉緑体は通常カップ状で,光合成によりデンプンを生成する。1919年O.H.ワールブルクが培養した淡水産のクロレラを光合成の研究に用いて以来,広くこの分野の研究材料に用いられるようになった。生殖には無性生殖のみが知られ,生長した細胞は,内容が分裂して通常4個の娘細胞となる。娘細胞は母細胞の細胞壁が破れて放出され,生長して新個体となる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

クロレラ【chlorella】

緑藻類クロレラ目の淡水藻。原生動物や海綿の細胞中に共生。体は微小な球形で中に葉緑体一個があり、光合成能力は大きく繁殖力旺盛。飼料・飲食品・化粧品などに混入するほか、汚水浄化に利用。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロレラ
くろれら
[学]Chlorella

緑藻植物、オオキスタ科のプランクトン性淡水藻。鮮緑色で、微小な球形あるいは卵形の単細胞体。径10マイクロメートル以下の微小粒体は無鞭毛(むべんもう)で遊泳力がなく、個々が離れ離れとなって、水中に浮遊分散して生育する。日本各地の淡水域に普遍的に分布し、1年を通じて出現するが、とくに夏季に旺盛(おうせい)な繁殖がみられる。繁殖法は、体内容が分割して内部に自生胞子をつくるという無性的な増殖を繰り返すだけなため、急速に殖えていく。クロレラは魚貝類の餌料(じりょう)となり、また光合成を行って酸素を発生するなどの作用があるので、水中でのクロレラ密度が適度である間は、魚貝類生活へのよい環境づくりに役だっているが、クロレラ密度が過密になると、いわゆる「鼻上げ・水変り」という状態がおきて魚貝類を一斉に殺すという惨状を呈することもある。
 一方、クロレラ体中にはクロロフィルが多く含有され、また、水中に一様に浮遊させるということも容易なため、古くから光合成研究の好材料として使用されてきた。このため、クロレラの培養条件なども早くからわかっており、培養液の処方を変えると、タンパク質あるいは脂肪の含有量の多い体にすることができる。また、生産量も、水中を立体的に使用できるために、平面的にしか使えない田畑の食糧生産よりも計算上は効率がよいなどの論が生まれ、人類の未来食糧として喧伝(けんでん)されたこともあった。しかし実際には、生産原価がきわめて高くつく、不消化分が多い、嗜好(しこう)にあわないなどの点で、人類の食糧としては不向きであることが判明した。しかしながら、こうした諸研究を通じて、やや科学的実証の欠ける面もあるが、実用面では、(1)乾燥粉末体を食べ続けると健康を保つに有効、(2)含クロレラ池水は家畜の飲料また飼料として有益、(3)クロレラ抽出液には、乳酸菌の生育を促進するある種のホルモン的物質、あるいは人間の皮膚の保健に効果のある物質を含む、などが喧伝されており、しばしば諸種の商品に「クロレラ」の名が冠せられている。
 なおまた、水産の分野では、水産動物類の「卵の孵化(ふか)→稚児→種苗→成体」の諸過程を一貫して人工管理下に行う養殖業が普及しているが、初期稚児時代の餌料としてクロレラが使われている。[新崎盛敏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のクロレラの言及

【藻類】より

…ちなみに海藻で知られた最深の生育記録は199m(褐藻ツルアラメ)である。緑藻のクロレラや黄緑藻のフウセンモのように,土壌中や土壌の表面に生育するものや,緑藻のスミレモやクロロコックムのように,岩上や樹木の表面に生育するものもある。またラン藻のネンジュモのある種のように,ソテツやツノゴケなど他の植物の組織内に生育するものもある。…

【淡水藻】より

… 淡水藻の中には食用として利用されるものがある。おもなものにタンパク質を多量に含み栄養価の高い緑藻のクロレラとラン藻のスピルリナ,美味で干しノリまたはあえ物や吸物などの具として珍重される緑藻のカワノリ,ラン藻のスイゼンジノリとカワタケNostoc verrucosum (L.) Vaucher,中国料理に使われるハッサイ(髪菜)Nostoc commune Vaucher var.flagelliformis (Burk.et Curt) Bornet et Flach.などがある。とくにクロレラとスピルリナは光合成による高い生産性を示すので食品として注目を集め,すでに人工養殖が企業化されている。…

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