グルタミン酸ソーダ(読み)グルタミンサンソーダ

精選版 日本国語大辞典 「グルタミン酸ソーダ」の意味・読み・例文・類語

グルタミンさん‐ソーダ【グルタミン酸ソーダ】

  1. 〘 名詞 〙 グルタミン酸のナトリウム塩。無色針状結晶コンブだし汁うまみ成分化学調味料としては、大豆などを原料としてつくられる。
    1. [初出の実例]「グルタミン酸ソーダや繊維製品」(出典:香港にて(1958)〈堀田善衛〉)

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百科事典マイペディア 「グルタミン酸ソーダ」の意味・わかりやすい解説

グルタミン酸ソーダ【グルタミンさんソーダ】

グルタミン酸の1ナトリウム塩。水に溶ける無色の針状結晶。L-体は〈味の素〉など化学調味料として利用され,コムギダイズなどの植物タンパク質加水分解または発酵法によって得られたグルタミン酸をアルカリ処理して製造されている。
→関連項目味の素[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グルタミン酸ソーダ」の意味・わかりやすい解説

グルタミン酸ソーダ
グルタミンさんソーダ
sodium glutamate

グルタミン酸モノナトリウム。白色,無色の針状晶で水に溶けやすく,うまみをもち調味料として使われる。小麦粉グルテン脱脂大豆アミノ酸から精製する方法が行われていたが,発酵法として,デンプン糖蜜などからとる方法のほか,合成法として,石油化学製品アクリロニトリルを化学的に反応させて得る方法も行われる。

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