コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

コジェネレーション コジェネレーションcogeneration

翻訳|cogeneration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コジェネレーション
cogeneration

電力と有用な熱を同時に生産するシステムのことであり,熱・電併給システムとも呼ばれる。電力の代わりに動力を取り出す熱・動力併給も,広義のコジェネレーションに含める場合もある。ディーゼルエンジン,ガスエンジン,ガスタービンの原動機により発電し,その排熱を取り出して給湯や冷暖房に利用する。最近急速に普及し,1989年9月までに民生用 (ホテル,病院など) が約 350件 (約 14万 kW) ,産業用が約 300件 (約 113万 kW) の導入実績がある。これは,商用系統との連係ガイドラインの制定 (86年8月) や,一建物内での電力特定供給認可 (87年 11月) など,法制度面でもコジェネレーションを導入しやすい環境になってきている。なお,燃料電池もコジェネレーションの一種であり,今後の発展が期待されている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

知恵蔵の解説

コジェネレーション

エンジンや燃料電池などを用いて、発電と同時に、その廃熱を利用するシステム。一般の発電効率は38%程度で、最新鋭のコンバインドサイクル発電でも50%を超える程度だが、コジェネレーションは70〜80%ものエネルギー利用効率が得られる。蒸気熱を多く消費する紙パルプ産業などが導入の契機。その後、病院、ホテルなど、民生用の高効率システムとしても普及が拡大。

(飯田哲也 環境エネルギー政策研究所所長 / 2007年)

コジェネレーション

熱と電力を同時に利用するエネルギー供給システム。一般に、燃料を燃やして発電する発電所の効率は40%。残りは排熱になるが、近くに低温熱需要があれば有効に利用できる。ガス、灯油、重油を燃やしてタービンやエンジンを回して発電、排熱で暖房や給湯を行うと、総合利用効率は80%になる。ただし需要地に建設されることから、大気汚染が問題になる。燃料電池やマイクロガスタービンを利用するものもある。小型のガスエンジンによる家庭用コジェネレーションも製品化されている。電力と熱、そしてそれ以外の何かの3つを利用したものは、トリジェネレーションという。太陽エネルギーから熱、電気、水素を発生させるソーラー・トリジェネレーションが研究されている。

(槌屋治紀 システム技術研究所所長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

デジタル大辞泉の解説

コジェネレーション(cogeneration)

《「コージェネレーション」「コゼネレーション」とも》
電気・熱・蒸気などを同時に発生させること。ガスタービンやディーゼルエンジンで発電する一方、その排熱を利用して給湯・空調などの熱需要をまかなうなど、エネルギーを効率的に運用すること。熱電供給。熱電併給。廃熱発電。
コジェネレーションシステム」の略。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

コジェネレーション

1種類の燃料から同時に2種類のエネルギーを供給すること。具体的には灯油,重油,ガスなどを用いて発電を行い,その際に生ずる排熱や冷却水を冷暖房や給湯に利用するシステムを指す。
→関連項目ソフト・エネルギー地域熱供給発電

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

大辞林 第三版の解説

コジェネレーション【cogeneration】

〔コージェネレーションとも〕
一種類のエネルギー源から複数のエネルギーを取り出すこと。特に、発電の際に生じる熱エネルギーを再度発電や暖房に利用すること。廃熱発電。熱電併給。熱併給発電。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

コジェネレーションの関連キーワードコージェネレーションシステムソフトエネルギーパス熱電供給システムマイクログリッド熱電併給システムゴミ発電システム廃熱利用システム天然ガスブームガス事業自由化定置型燃料電池省エネルギーエネルギー源ガス化溶融炉バイオマス分散型電源集中冷暖房コージェネ分散型発電熱併給発電熱電併給

今日のキーワード

姑息

[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「姑息な手段をとる」「因循姑息」[補説]近年、「その場だけの間に合わせ」であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

コジェネレーションの関連情報